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通常放送 話数 1 2 3 4 5 1 64.2 19.0 8.5 3.4 5.0 2 78.4 11.8 4.5 2.1 3.3 3 61.4 18.6 7.3 5.9 6.8 4 65.1 16.4 9.4 3.5 5.6 5 53.6 19.8 11.7 5.6 9.4 6 45.9 18.7 13.4 10.4 11.6 7 53.1 20.5 9.8 6.1 10.5 8 21.5 8.4 9.8 13.6 46.7 平均 55.40 16.65 9.30 6.33 12.36 振り返り放送 放送日 話数 1 2 3 4 5 2022/12/18 1~4 57.8 14.9 8.1 8.1 11.0
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286 :名無しさん@ピンキー:2014/03/25(火) 02 02 38.15 ID QdtMc50L 渋で艦娘たちの戦後っていうタグを見つけた時に思いついたネタ投下します 「あら、いらっしゃいませ」 ある小さな飲み屋街の一角の小料理屋「鳳翔」に一人の男が現れた。 まだ開店してから一年と経ってないこの店はしかし、 女将の気立てと古き良き日本の家庭料理を売りに順調に常連客が増えてきている。 「随分今日は静かだね」 カウンターに座った男は、タオルで顔を拭きながら馴染みの女将に話しかける。 いつもは仕事帰りのサラリーマンで賑わうこの店だが、今日はこの男しか客がいない。 「世間様は、今日はお休みですからね」 そう答えながら、女将は冷奴の皿を客に出す。 鯵のたたきと冷奴にお湯割りが二杯というのがこの客のいつものメニューだ。 常連の好みをしっかりと覚えているのもこの店が人気の秘訣だろう。 「実は、都合で今度引っ越すことになってね。ここに来るのも今日が最後かもしれない」 「あら、そうでしたか……寂しくなりますね……また近くに寄ったら是非いらしてくださいね」 帰り際、名残惜しそうな女将に見送られて夜の街を歩く男の耳に並びの居酒屋の裏口から漏れたテレビの声が聞こえてくる。 「終戦から二年目を迎えた今日、各地では―」 テレビの声が伝えている通り、二年前のこの日、人類と深海棲艦との戦争は深海棲艦の無条件降伏という形で終わった。 二年前、対深海棲艦に本腰を入れた世界各国は強力な対深海棲艦兵器を多数開発し、前線に配備した。 これにより、人類と深海棲艦との戦争はそれまでのシーソーゲームから戦争とも呼べないような一方的な殲滅へと変わり、 それまで主力であったはずの艦娘は新兵器の撃ち漏らした敗残兵を始末するだけの存在となった。 それから数か月後、深海棲艦側の代表団が降伏文書に調印し、彼女らはほとんどの版図と引き換えに僅かな生き残りの命の保証を得た。 その時に設定された深海棲艦居住区から彼女達は出ることを許されず、周辺諸国により厳重な監視下に置かれることとなった。 負けた彼女達は悲惨だが、勝者にも悲惨な者はいる。 戦争の終結とともに、行き場を失った提督と艦娘達だ。 戦争初期の功労者達の処遇は、大規模な軍縮を余儀なくされた対深海棲艦軍において最も大きな問題ではあったが、部外者からはどんな問題も小さな問題に思えるらしい。 折悪しく戦争終結により支持率が上がっていた当時の政権に対し、野党は膨れ上がった対深海棲艦費用を追及。 これにメディアが同調し不要となったはずのこれらの負担が国民生活を圧迫していると主張すると、 批判を恐れた政府はそれまで計画されていた段階的な縮小からより急激な縮小へと変更。 結果として当初の想定をはるかに上回る勢いで元提督と元艦娘が各地に溢れかえり、これらを対象としていた再就職支援はパンク状態となったが、 それでも強引に推し進められた縮小計画によってほとんどの者が何のあてもないまま路頭に迷うこととなった。 そしてその無数の元提督の一人が、この男である。 「おい、待てよおっさん」 喧しいネオン街に差し掛かった所で、この元提督は呼び止められた。 声の方を振り返ってみると一組の若い男女が近寄ってくる。 既に悪趣味の域に達している派手なシャツの男がくすんだ金色の髪の毛の下から元提督を睨みつけ、人の女に色目を使っただのなんだの騒いでいて、 女の方は金髪の少し後ろでにやにやと成り行きを眺めている。 元提督は一瞬口元に笑みを浮かべ、金髪が騒ぐまま路地裏へ消えていく。 一分もせずに元提督がズボンのポケットに一万円札を一枚追加して大通りに戻ったとき、女の方はいなくなっていた。 強いと思っていた彼氏が、しょぼくれたおっさんに一瞬で伸されたのだから無理もない。 「つまらないな」 誰に言うでもなく元提督は呟く。 軍を放り出されてから何度かこういう喧嘩をしたが、いつもこんな終わり方だ。 結局絡んでくるのは酔っ払いか、女の前で粋がっただけの不良が関の山で、それまでの命がけの戦争と比べればままごとの様なものだ。 そういう場合は今回のように財布からいくらか抜き取ってきているが、 迷惑料と生兵法は大怪我のもと―具体的には陸戦隊あがりで師団対抗の柔道大会において九十キロ級準優勝の有段者には喧嘩を売らないこと―の授業料としては破格の筈だ。 それにあの金髪が多分人生で初めてごみ箱の中で目を覚ました時、すぐに必要となるであろう歯科と形成外科の受診料ぐらいは残してきた。 ―入れ歯の代金が受診料と別に前払いでなければの話だが。 「うるさいなぁ…」 元提督の後ろで、不機嫌そうな女の声がする。 「そいつは悪かっ―」 振り返った先にいた女を見て元提督は言葉を失った。 その女はひどくやつれ、長い黒髪は輝きを失って汚らしく、以前の姿からは想像もつかなかったが、間違いなくかつて自分のもとにいた第一艦隊旗艦だ。 「赤城か!?」 「提督!?」 赤城の方も相手が誰であるのか気付いたのだろう、元提督と鏡写しのように驚いている。 「ああっ、提督!本物ですか!?はははは、まさか…」 そういって赤城はばったりと倒れた。 「!?おい!しっかりしろ!赤城!!」 倒れた赤城を抱え上げた元提督の耳に大きな腹の音が聞こえた。 「うーん……うっ、ここは?」 次に赤城が目を覚ました時、最初に目に飛び込んできたのは見知らぬ部屋と元提督だった。 「やっと起きたか。安心しろ、ここは俺の家だ」 「提督!?夢じゃなかったんですね!!」 ぼろぼろの体のまま飛び起きた赤城は、提督を見て声を弾ませる。 「話は後にしてとりあえず風呂に入ってこい。…その、なんだ……女が臭うのはあまりよくない。幸い今月はまだガスが使える」 そういわれて自分がどういう状態なのか思い出した赤城は、真っ赤になって顔を伏せると 「すみません……ではいただきます」 消え入りそうな声でそう言って風呂場に向かった。 しばらくして風呂から上がった赤城は、在りし日の姿に戻っていた。 心なしか顔にも血の気が戻ったように見える。 「俺のしかないが我慢してくれ。んで、そいつを着たら飯を食え。また倒れられても困る」 適当に畳まれたままの提督の古いシャツを着て、赤城は何度も礼を言い、卓袱台の上に広げられた食事を無我夢中で流し込んだ。 一切れだけ残っていた小ぶりな明太子とパサパサに乾いた温め直しの冷や飯と買い置きされていたインスタントの味噌汁。 これだけでも、今の赤城にとっては十分すぎるほどのご馳走だった。 「ご馳走様でした」 全て平らげてようやく人心地ついた赤城に提督は切り出す。 「なあ、今まで何をしていた?」 赤城は顔を赤らめて、ばつが悪そうに俯きながら答える。 「行き場も仕事もない女のすることなんて……提督だってお判りでしょう」 「まぁ、な」 「当然最初は普通の仕事を探しましたけれど、何にもないんですよ艦娘って。何の仕事もないんです。 それで仕方なく…でも、その……どうしても苦手で……その、知らない男性とそういうの…」 「そうだな…そうだよな」 俯いて寂しそうにそう答える赤城に、元提督もため息交じりに呟く。 「俺も似たようなものさ」 元提督だって同じような経験をしてきた。 軍を放り出された後、方々で仕事を探したが、何もありはしなかった。 数えるほど少ないがチャンスも巡っては来たものの、戦争帰りというのがわかるとそれだけで敬遠され、雀の涙な日雇いの賃金で何とか食いつなぐのが精々だった。 ようやく入居できた今時共同トイレなこの空き室だらけのボロアパートも、特に問題を起こしたわけではないが、今月中に出ていかねばならない。 ―理由など聞きたくもないが。 「お前の身の上はわかった…… ところで、悪いとは思ったがお前の着ていた服を調べたらこんなものが出てきたんだが、これは何か教えてもらえるか?」 透明なビニールの袋を卓袱台の上に置く。 中には小麦粉のような白い粉。 「……」 赤城は黙って俯いたままだ。 「なあ、これは何なんだ?」 ゆっくり諭すように繰り返し尋ねる元提督に赤城は何か決心したように顔を上げ、それでも伏し目でぼそぼそと口を開いた。 「……市販されていない…ビタミン剤です」 言い終わるか否かのうちに元提督は卓袱台を飛び越えて赤城を押し倒し、胸ぐらをつかんで馬乗りになった。 「ふざけるな貴様!!娼婦になったのは分かる。客が取れなくなってひもじい思いをしたのも分かる。だがこれはどういう事だ!!!自分が何に手を出したかわかっているのか!!」 「…落ち着いてください提督。私は商品には一度も手を出していません。それは試供品として渡されたものです」 自分の下で自嘲的な笑みを浮かべながらそう答える赤城を元提督は更に強く締め上げる。 「商品だと?貴様は…」 「そんな事はしないと思っていましたか?」 先程までの悲しい笑顔は消え、真剣な目で元提督を睨みつけながら、赤城は言葉を遮った。 「言いましたよね。艦娘には仕事がないって。三つしかないんですよ。体を売るか、薬を売るか、その両方を売るか。 鳳翔さんみたいな例外を除けば少なくとも私の周りはみんなそうでした。だって仕方がないですよ。私達は戦争以外なにも知らないんですから」 「……」 「ご飯、ありがとうございました。お風呂もありがとうございました。それにあの頃はとても言い足りないくらいお世話になりました。 でも、もうお終いなんですよ。提督がもう提督でないように、私ももう赤城じゃないんですよ」 赤城の声が震えはじめ、目に何かが光る。 「離してください。もう他人なんですよ私達は」 「赤城、お前は…」 「もう赤城じゃないんですよ。もう提督の…あなたの部下じゃないんですよ…だからもう離してください」 「赤城…」 「私をあそこに戻せないなら、もう離してください……お願いですから…」 いつしか元提督の手は力が抜け、ただ赤城の胸ぐらに引っかかっているだけとなっていた。 「おい赤城―」 「もうお説教はしないでください!!大体、私にお説教なんてできるんですか?」 真っ赤になった眼で赤城は元提督を睨みつける。 「提督だって酔っ払い殴ってるだけのくせに……提督だって碌なことできないくせに……提督だって、提督だって……」 そこが赤城の限界だった。 「提督だって戦争しかできないくせに!!!!」 そう叫ぶと堰を切ったように赤城は泣きだした。 大粒の涙が滝のように流れ、子供のように泣きじゃくった。 元提督はすでに両手を離し、ただ泣きじゃくる赤城を見下ろしていた。 どれぐらい時間が経っただろうか。 赤城はそれまでの二年間耐え続けてきたのであろう涙を流し、もう自分は何にもなれないということを改めて実感することで泣き続けている。 元提督は何も言わずに赤城を抱き起し、泣き止むまで母親が子供にするように背中をさすり続けた。 やがて落ち着きを取り戻し始めた赤城に、元提督はゆっくりと諭すように言った。 「なあ、赤城。今俺のポケットに一万円入っている。この部屋中かき集めれば多分もう一万円ぐらいはある筈だ。計二万でお前を買えるか?」 しゃくりながらではあったが赤城は答える。 「ぐす…はい……ひぐっ、買えます」 「そうか、じゃあお前を買う。そしたら今日で娼婦も薬の売人もやめてくれ。それで……俺と一緒に戦争をしよう」 「え?」 「戦争だ。敵はいくらでもいる。 俺達に守られながら俺達を見捨てた者。お前に汚い真似をさせながら食い物にしている者。財布の中の一円五円のためにそれを放置している者。 その他にもいくらでもだ。俺達が満足するまで、俺達のための戦争をしよう」 「本気……ですか?」 呆気にとられている赤城に、元提督は自らの考えを打ち明ける。 何も今思いついたことではない。本当はもっとずっと前から気付いていて、ただそれを実行に移す踏ん切りがつかなかっただけだった。 だが、赤城と再会したことで、落ちぶれて傷ついた彼女を見る事で、ついに実行に移す決心がついた。 説明を聞くうちに、赤城もそれが最良の手段であり、今の惨状から抜け出す唯一の方法であるように思えてきた。 「わかりました。やりましょう。私と提督の戦争を」 「そうか!やってくれるか!!ありがとう赤城」 二人はまた抱き合い、そして見つめあった。 「でも、本当に私を……買ってくださるのですか?……私は…汚れていますよ」 「汚れてなどいるか。必死で生きていたお前が、汚れてなどいるものか」 その言葉を合図に、二人は唇を合わせる。 くちゅくちゅと互いの舌を絡ませ、同時に両手の指も同様に絡ませる。 先程と同様に、赤城を下に元提督が上になって横になり、赤城は両腕を元提督の背中に回し、抱きしめるような形を作る。 やがて光る糸を引いて唇を離すと、元提督は下を脱いで一物をさらけ出し、赤城も大きな男物のシャツを脱いで一糸まとわぬ姿となると、 うるんだ瞳で元提督のそれを眺め、次に自分が何をすべきかを一瞬考え、すぐに実行に移す。 上体を起き上がらせると丁度目の前にある元提督のそれを咥え、チロチロと舌先で触れはじめる。 やがてそれの大きさと比例して、先端で触れるだけだった赤城の舌は徐々に根元から先端までを舐め上げる動作に変わり、さらにそれを膨らませる。 「ん……む…んん、…ぷはっ」 やがて膨張したそれから飛び出した白濁液が赤城の口の中いっぱいに広がり、 口から離した際に顔にもかかったが、それを気にすることもなくにこりと笑顔を向ける。 「ふふ。提督の、美味しいです」 「食い意地は変わらんな」 からかうように元提督が言うと赤城は泣き腫らした目で少し恥ずかしそうに笑った。 「さて、今度は俺の番か」 「え?何をすひゃあ!」 赤城の体は電流が流れたようにビクンとのけぞり、それにも構わずその反応の原因である元提督の舌が綺麗に剃られた股間を這う。 「随分綺麗に剃ったな」 「ひゃれは、ひゃん!この方ふぁ、おひゃくはんが!よろひょん……ふああっ!」 呂律が回らないままの赤城は、元提督の舌の動きに合わせて嬌声を上げ、そして嬌声を上げる度に自分が唾液以外で濡れていくのを感じる。 「ふあっ!は!あぁ!ひゃああっ!!」 体をビクつかせる赤城を元提督の舌が愛撫し、存分に赤城を味わおうとヌルヌルと滑らせていく。 やがて頭を上げた元提督は、上気して色香を放つ赤城の柔らかな太ももを抱えて起き上がると、十分に濡れた赤城の中に入り込んだ。 「あっ!んっ!ああっ!ああああ!」 元提督が中で動き、その度に赤城が先程より大きな声を上げる。 生娘に比べれば少し締め付けは弱いが、それでも咥え込んだものを吸い込むように包んでいく。 「世間のっ、男はっ!くっ、見る目がないな」 「ひゃあ!ふっ!くぅ!ああっ!ふああっ!!」 ずんずんと進む元提督のそれは、ついに赤城の最奥部に到達し、その中で小動物のように動き回る。 「ひゃあん!!提督っ!提督ぅ!ふひゃあああああっ!!!」 赤城の体はビクンと大きく跳ね、はぁはぁと荒い息遣いとそれに合わせて上下する形の良い乳房以外は糸が切れたように動かなくなった。 元提督は赤城から一物を引き抜くと、足元に倒れている赤城を優しく抱き上げる。 「お前……痩せてしまったな……」 元提督は裸の赤城を見るのは今日が初めてだが、少なくとも昔抱きしめていたら、あばら骨に指が触れるようなことは無かったはずだ。 全て終わった後、元提督は赤城の体を使い古した手拭いで丁寧に拭いていく。 「明日、今の文の二万で準備してくれ。そしたら始めよう」 赤城の全身を拭き終わると、二人は再び濃密な口づけを交わす。 「きっと楽しいぞ」 「勿論です。二人でずっと」 唾液を光らせて口を離した二人は、悪戯を思いついた子供のように笑いあった。 これより数日の後、大家がこの部屋を訪れると、今まで世話になった事への感謝を綴った置手紙だけを残し入居者は忽然と姿を消していた。 その後、男女二人組の暗殺者が裏社会に現れる。 莫大な報酬と引き換えに困難な依頼も確実にこなす二人は、元提督と元艦娘であるということ以外ついに引退まで誰もその正体を知る者はいなかったという。 終
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夕方のとある鎮守府 「いーやーだー!私は夜戦するのーー!!」 少女の大声が鎮守府内に響き渡る。 少女の見た目は十代中盤と言ったところだろうか。 短めのツーサイドアップにオレンジのセーラー服とミニスカート...今は所々破けている...を着ている少女 軽巡洋艦「川内」。彼女の名前だ。 白い服を着た男...まだ若いであろうこの艦隊の総司令官に、手を引っ張られて引きずられている。 「んなこと言ってもな!お前中波しちゃっただろ?あのまま突っ込んだら夜戦どころか大破しちゃうぞ! ほらっ!早くドックに入ってきなさい!」 川内をズルズルと引きずりながら、大きいドアの前にたどり着いた。 「入渠」と大きく書かれた扉が開かれ、川内を引きずりながら入っていく。 「やーっ!私まだ中波だもん!もう少しで夜戦できたのに引き返しちゃうんだもんっ!提督の馬鹿っ!! 馬鹿っ!!99式艦爆から落ちちゃえ!!」 「地味に怖いこと言ってんじゃないの!お前は虫歯を直すのが怖い小学生か!!」 湯船のような所へ無理やり川内を突っ込む。すると何処からか小さな小さな、少女の形をした妖精... と言われているなにか...が現れた。 「皆さんいつもお世話になってます。今回もウチの川内をよろしくです。」 提督の言葉を聞いた瞬間、鋼や燃料を持った妖精が浴槽内を飛び回る。 「ウーン、コノダメージハニジカンッテトコロカナー。マーワタシラニマカセテクダサイヨー!」 ヘルメットを被った妖精が笑顔で提督に伝える。軽巡洋艦とはいえ川内のレベルはそれなりに高い。 提督がまだ駆け出しだった時からずっと使っているのだ。 まったくの初期状態では中波で30分も掛からないのだが、艦娘の潜在能力が高いほど、修理に時間がかかってしまうらしい。 「提督ー!勝手に話を進めないでよー!夜戦!夜戦!!!」 「チュウハデヨカッタネ。ソウコウノキズカラシテ、モウスコシデタイハシテモオカシクナカッタノヨ。アンマリオコラナイデアゲテー。」 浴槽でギャアギャアと叫ぶ川内をなだめながら修理を開始する妖精達。 彼女達は慣れたものであった。川内以外にも似たような艦娘がいるので...(麻耶など) 「まったく...じゃあ直ったら戻ってこいよ川内。そうそう、今回はバケツは使わないからな。」 言いながらドックから出て行った。 「ええっー!?二時間もこうしてろってうの!?」 じっとしていることが嫌いな川内にはいい罰ゲームだった。 「ホラホラ~、グチナラキイテアゲルカラ、タマニハオトナシクユックリシテミレバ。」 ひん曲がった20.3cm連装砲 を直しながら、川内に話しかける。 自分より圧倒的に小さいのに母親のような雰囲気の時がある。なんでひん曲がるほどのダメージを受けた砲塔を いとも簡単に直すことができるのか。 そもそもなぜこの鎮守府にいるのか... 妖精への謎は尽きないが。 「ホラ、ド~ントイッテミテ」とでも言いたげな妖精を前に川内もゆっくりと切り出した。 「...別に...愚痴ってわけじゃあ...わかってるんだ...本当は...」 騒いでいた川内が突然静かになってしまった。 「...ウン...??」 慣れた手つきだった皆も一瞬手が止まった。こんな川内は見たことがない。 「...わかってるの...提督の選択は間違ってないって...それなのに...」 「...センダイ...イイタクナイコトハイイカラ...」 他の皆も、いつもと違う様子の川内に戸惑いながらも耳を傾けながら修理をしていくのだった。 「...私って本当ダメだなぁ...」 泣きそうな顔の川内を見ながら、黙って話を聞いていた。下手に慰めようとは思わなかった。 それは私がすることではないと。 10cmほどの小さな妖精は、そう思いながら提督の顔を思い浮かべた。 夜の鎮守府 「ヘーイ!提督ぅ!紅茶が飲みたいネー!」 「今家具コインが4000枚しかないから、もうちょっと我慢して!」 「オーゥ...サスガに母国の味が懐かしくなってきましたネー...」 許せ金剛。がんばっているけど9000コインは高いよ...それまではコーヒーで我慢してくれ。 我が鎮守府にはコーヒーしかないんだ... 「でもでも~!提督が淹れてくれたコーヒーオイシイから私は明日も戦えるネ!!」 ぴとっ、と体を貼り付けてくる。毎回のことだがコイツは体をくっ付けすぎだ。 「ほら、近づきすぎだぞ。長女としての威厳をもっと出さなきゃ霧島に小言言われちゃうぞ。」 「ノッー!それはご勘弁なのデース!...じゃあ、私たち4人で提督を仲良く分ければ問題ないのでワ?...」 顎に手を当てて考える金剛。少ししたら「ニヘヘヘ...いい考えデース!」と笑い始めた。 「いや!?どうしてその考えにいたるの!?そりゃ嬉しいけど違うっしょ!?」 「ウヘヘヘ...提督は素直なのデース...私たち姉妹はみんな提督にLOVE! なのですからネー!///」 言って恥ずかしかったのかボッと顔が赤くなったのを手で隠してる。あ、ちょっといいかも... 「...提督...」 提督と金剛のやり取りを影から見ていた。 ---------------------------------------------------------------------------------- 「遠征終了!艦隊が帰投したぜっ!」 天龍が遠征から帰ってきたようだ。妹の龍田と駆逐艦4艦で資源輸送任務に行っていた。 「おかえりー!8時間もお疲れ様だ。」 「へへ...俺にかかれば対したこたぁねぇよ。ホラ、資源だけじゃなく家具箱も確保してきたぜ。」 ドカッと、大量の鋼と弾が入った箱を目の前に置いた。さらに今回は中量の家具コインが入っている と思われる家具箱も一緒だ。 「どんどん溜まっていくな。ありがとう。よくやったね。」 言い天龍の頭を撫でる。こいつは不意打ちに弱い。 「っっ!!!いきなり頭触んなよっ!!ぶっ殺すぞ!!」 剣を構えるが散々同じことをしたりされたりしたので、天龍の扱いはもうわかってきたつもりだ。 自分で言うのもなんだが。 「あらぁ~~、天龍ちゃん「今日も提督に撫でて貰えるように張り切らねぇとなっ!」って遠征前に言ってたじゃな~い。」 龍田がいつものおっとり口調で言った瞬間天龍は真っ赤になった。耳のアンテナまで赤くなってる... 「ばっ!!!それは言うなって言っただろ!!!」 剣を振り回し凄まじい剣幕で龍田を睨むが、龍田はまったく表情を崩さず言い放つ。 「もう~~天龍ちゃんがいつまでも素直にならないのが悪いのよ~~。ホント強がりなんだからぁ~~」 ニヤっとしながらクスクスと笑う妹に対して、言葉に詰まってしまい焦る姉。まだ真っ赤である。 どうやら龍田は確信犯だろう。そりゃあね、天龍のことは大体わかっているけどさ... 「とっ!とにかくっ!遠征は終了したからなっ!俺は飯食ってくるからなっ!提督と龍田の馬鹿野郎!!」 恥ずかしさのあまり走り出して逃げた。ああ...いくら高速の軽巡だからってその速度はあぶな...あっ、転んだ。 「...もぅ...天龍ちゃんはかわいいんだからぁ~~。私もご飯食べてきますね~。今日は何かなぁ?竜田揚げかなぁ~?」 それはギャグなのか?...共食い??? 龍田の溺愛っぷりにも困ったもんだな。...少し病み入ってるけどな... 天龍はいつものことだからあのままでいいだろう。あとでなんか言われそうだが。 「...提督...」 マルフタマルマル 「...気がついたらこんな時間か...まぁ大体終わったし寝るかな。」 艦隊の資料を片付けながら目をこする。そろそろ沖ノ島海域を攻略したいところだな。 次からは少し進撃方法を変えてみるか...ん?... トントンッ こんな時間に誰だろうか。ノックってことは部屋を間違えたってことはなさそうだが。 「...入ってきていいぞ...」 ガチャッ... 扉が開きあれ以降姿を見せなかった 「...提督...こんな時間にごめんなさい...」 川内が入ってきた。元気ないな...夜はむしろ元気なのに。 「どうした?傷はもう平気か?夕飯は食べたのか?...」 夕食の時に川内はいなかったらしい。入渠が終わった後自分の部屋にでもいたのか? 「あのっ...提督...お話があるの...聞いてくれるかな...」 いつもの元気で騒がしい川内とはまったく逆だ。どうした。 「いいとも。今なら誰もいないから遠慮なくゆっくりと言ってくれ。」 取り敢えず立ったままではなんなので椅子に座ってもらう。 私の隣に川内が座る。うむ...やっぱり大人しすぎるな。 「話ってなんだ...?」 下を向いている川内の代わりに話を切り出していく。 「...あのね...驚くかもしれないけどさ...入渠中考えてたの...うん...」 椅子に座っていても川内の方が私より背が低いので、私の顔を覗き込むようにして言う。 今にも泣きそうな顔で...。やっぱこいつかわいいな... 「私ね...いつも沢山提督に迷惑かけて...金剛さんみたいにおもしろい話はできないし... 天龍ちゃんみたいに遠征だって得意じゃないし...愛宕さんみたいに胸だって...大きくないし... 加賀さんみたく料理だって作れないし...でも...私はね...」 泣きそうではない。泣いていた。私の顔をしっかりと見ながら。 ...流石にここまで言われると川内が言いたいことはわかってくる... 「...提督が...好き...です...みんなと比べて何一ついい所がないかもしれないけど... それでも好きなんです...ずっと考えて...言わないようにしようって...思ってたけど... 今日妖精達に話を聞いてもらってたら...「そういう気持ちはちゃんと伝えなきゃ」って 言われて吹っ切れたの...我慢できない...好き...」 耳に入るか入らないかくらいの声で、涙を吹きながら言われた。 「好き」の部分だけは大きく聞こえたが...これが川内の気持ちか... 「て...提督...あ...あの...ごめんなさい...いきなりこんなこと...我慢できなくて...」 「それ以上言わなくていい。」 「...え...?...」 ギュッ... 「...??!!提督!!??あ...なんで...っ...んぅ...」 川内を思いっきり抱きしめてやった。流石に私との体格差と身長差を激しく感じた。こんなに柔らかいのか...。 そのままポンポンと頭を撫でる。そういえば一度も川内にしたことなかったな。 「...ぅ...ふっ...んっ...んぅ~~~...提督ぅ...」 わっ...すげぇ甘い声...これ川内が出したんだよな今?... 「...川内...」 「私ね...天龍ちゃんが撫でられてるのずっと...いいなって思ってた...」 一方的に抱きしめられていた川内が、抱きしめ返してきた。 大きくはない。が、小さすぎというわけでもない。丁度中間くらいと思われる胸が私の胸に当たる。 ...こいつよく考えるとモデル体型っても過言ではないんだよな。足はすごい綺麗だし、 背も高すぎず、小さすぎないし、胸だっていい感じにあるし...実にいい体型してると思うよ... 那珂よりかアイドルに向いてるんじゃないか(失礼) 「川内...私はな...なんとなくだがわかってた。川内の気持ち...」 何も言わず胸の中で頷く川内。 「...今までの川内と馬鹿騒ぎしたり、遊んだり、話ししたり、それだけで満足とも思ってた。 ...提督という立場のことを考えたらそれが限界だなとも思ってた。川内だけじゃない、皆がいるから。」 ビクッと胸の中で川内が震えた。否定されたと思ったのだろうか。 「...一人だけとそういう関係になったら、皆との関係がギクシャクしてしまうんじゃないかと怖かったんだ。でも...お前が勇気出して 言ってくれたんだ...私も怖がらないで本当の気持ちをお前に伝えよう。」 ギュゥゥッ... とこれまでにないくらいの力で抱きしめてきた。少し痛いがこれが川内の私への気持ちなんだろう... 「...私もな...艦娘は数あれど、お前が一番好きだ...辛い思いさせてすまない。」 今顔が赤くなっているだろうな。そんなことはいい。随分遅くなってしまったが私も川内に、 気持ちを伝えることができた。本当は男から言い出したほうがもっとよかったのかもしれないが... 「...提督...本当に...私でっ...いいのっ...」 やめろ もう泣くなって。 「本当...私だって流石に鈍くないさ。金剛も天龍も...私のことを好いてると思うけど、 ...今度からははっきりと川内...お前が一番好きだって自信持っていうさ。 ...皆もわかってくれると思うから...」 頭を撫でてやる。今までしてやれなかった分を。 「...提督ぅ...ありがとう...わ、私...グスッ...嬉し...ウッ...」 「ちゃんとしてやれなくてごめんな。これからはそんなことさせないから...」 川内の肩に頭を埋める。「ん...はぁっ...」と色っぽい声が聞こえる。 ...普段が普段なだけあってギャップにクラッときてしまう... 「ね...提督...あ、あのねっ...あのその...///」 私から少し離れて呼吸を整える。...もしかして... 「...キ...キス...したい...提督と...」 やっぱり... 「いつからか...好きだって意識してから提督と...したいって...思ってた... あの...ダ...ダメ?...」 馬鹿!そんな目で見られて「嫌です」なんていう男いないぞ!もっとも私からしようと思ってたんだがな。 「...川内...」 そっと川内の両頬を手で抑える。ビクッと震えたがすぐにおとなしくなった。 「あっ!!!あうぁ...///...提督...お願い...///」 目を細めながら私を待っている。流石に私も緊張してきた...が表には出さずに... 「川内...」 とだけ チュッ 10秒たらずの短い時間だった。が、それだけで十分だった。 キスって...こんないいものだっけ...すごいな、頭がしびれる... 唇を離すと「...あっ...」っと川内の口から声が漏れた。名残惜しそうな表情がまた... 「...私...キスしちゃったんだね...提督と...」 そうだよ。俺提督は川内とキスしたよ。まだ感触が残ってるよ。 「...提督とキス...キス...えへへっ...しちゃったんだぁ...///」 なんだこいつかわいい。さっきのキスで思考がとろとろになってるのは私だけじゃなくてお前もか。 私もかなりやばい。このまま行くと川内とこれ以上のことを 「提督...大好きぃ...」 そういって再び抱きついてきた。腹の辺りにギュッと腕を回される。 私も川内の腰に手を回し答えてやった。 「私も川内が大好きだよ...」 言って少し力を込める。「ん...ふぅ...」と川内が喘ぐ。これ以上この声を聞いていたら... 「...ね...提督...もう一つお願い...あるの...」 まさか いやここまで来たらすることは誰でも予想がつくだろう... 「...提督...私に本当の夜戦...教えて...///」 予想していたがいざ川内の口から言われるとすごく興奮する。なんという破壊力だ... ここまで来て「もう寝る時間だろ」なんて言う野郎はいないだろう。 ...もっとも私も川内とならしたいと思っていた。全部先手を取られてるな... 「...あっちに移動しようか...」 家具コインで買ったシングルベッドを指差す。 「......///」 真っ赤になりながら無言で川内はベッドに移り横になった。 我、夜戦に突入す! そんな言葉が頭に浮かび上がった。 まずは、川内を抱き寄せてキスをする。先ほどと同じく優しくそっと触れ合うだけの。 「...んっ...提督...ずっとぉ...したかったよぉ...んちゅっ...」 お互いに何度も何度も触れ合うだけのキスをする。まだ始まったばかりなのに、凄まじい快感がビリビリと伝わってくる。 ずっとこれをしててもいいくらいだが、鈍った頭を動かして先に進もう... キスの途中で私が川内の口内に舌を入れた。いきなりのことに川内は目を見開いてしまった。 が、すぐにトロンとした眼差しになり、川内は私の舌を受け入れてくれた。 「...ちゅぅ...はふゅ...ちゅるっ...ちゅっ...んっ...ちゅぅ...は...はっ...あぁぁ...」 先ほどの優しいキスとは真逆の、お互いが本能のみで動いている激しいキス。 私も川内もお互いの唾液を交換し合い、口元がベチョベチョになっている。 「...ちゅっ...うぅ...んっ...ぷはっ...すご...提督...これって大人の...キス...だよね?...///」 いつもの川内からは絶対に出ないであろう言葉。あぁ...やばい...ギャップ萌えというやつか... 私も...もうそろそろ... 「はぁ...はぁ...提督...あ、あの...ココ...///」 う、やっぱり気づかれていたか...川内が私の股をズボンの上から手で顔を隠しながらじっとりと触っている。 当然私のモノは完全に勃起している。戦闘モード100%だ。キスしたときから。 好きな娘と「こういう」ことをしているのだから当たり前だろう。 「キスしている時から...提督のコレ...足に...後...ココ...に当たって...///」 真っ赤になりながら、自分のふとももと...女性器がある場所を指差す。 ...キスは川内を膝の上に乗せてしていた。あまりにもキスが気持ちよかったから気がつかなかった... ソコに完璧に当たっていたのか... 「...ね?...提督...この...提督の...お...///」 やはり恥ずかしいのだろう。年相応の知識があるとはいえ未経験なのだ。男性の一物を触るのも口にするもの初めてだろう。 「提督の...お...主砲...見せてください...///」 なるほど そうきたか 少しクスッとしたが、川内なりに恥ずかしかったからぼかした...のだろう。 「...わかった...ほら...川内と色々なことをシたからこんなに...」 ジッーっとファスナーを下ろすと、我ながらガチガチに硬くなった主砲が飛び出してきた。 「!!???キャッ...///...うわぁ...これが...うわぁぁ...///」 ...思ったより生々しかったのだろうか、川内は少し顔を離した。 未だに真っ赤っかの顔を両手で隠してはいるが、隙間からチラチラと見ている。隠す気0だろ。 「...うぁぁ...こんなに血管浮き出て...こんなに大きいなんて...///」 うはああぁ...すげぇ見られてる...恥ずかしがっている川内を見てるだけで興奮してくる... 「...!??...提督のが...ビクビクって動いてる...///」 私だってもうなにも隠す気はない。みろっ!お前を見てこんなに興奮してるんだぞっ! と、少々ヤケクソな考えになってしまったが、嘘はついていないのでいいだろう。 「ぅぅぅ...提督の...すっごい...はぁ...はぁ...うわっ...あっつい...」 そっと、一物に川内の手が触れた。 ビクンッ!! 川内に触れられた。そう思ったら想像以上に身体が反応してしまう。 下半身だけ別の意思を持っているかのように股間が暴れる。 「キャアッッ!!...こ、こんなに動いちゃう物なの...あっ...なんかヌルヌルしてる...」 恐る恐る先端を触ってきた。先程から止まることなく我慢汁が出きているので、川内の手はあっという間にベトベトになった。 「...提督...コレ...なんですか...///」 自分の手に張り付いた液体を私に見せてくる。目がトロトロになってる...川内も興奮しているのだろう。 「それは気持ちがよくなればよくなるほど出る物なんだ...それだけ今気持ちよくなってるってこと...」 私は自らの手で上下に扱く。先端が驚くほど膨らんでいる。熱い... ................................................................................................................................................................................................................... 「うわぁ...うわぁ...すごくエッチだよぉ...」 ゴクリッ... 思わず喉を鳴らしちゃった...今の絶対聞こえてた... だってだって...提督の...すごい膨れ上がって...真っ赤で.../// 今すぐ楽にさせてあげたい...な、なんかを出せばいいんだっけ?... 「...川内...私のコレ...扱いてもらってもいいか?...」 扱くってさっき提督が自分でしてた見たいに?... 「...やってみるね...」 提督のおち...主砲をしっかり握る...熱いよ...ビクビクって震えてるし...やっぱり辛いんだよね?... そのままゆっくりと上下に擦る。...うわぁぁ...血管がすごい浮き出てるよぉ... なんというか思ったより...「コレ」が怖い...男の人ってみんなこうなっちゃうのかな... ...まだ怖いよ...でも、提督のだって思うと...恥ずかしいけどちょっとずつ...いいなって... あ...なんか...擦るたびに匂いが...なにこれぇ...わかんないけどエッチな匂いだよぉ... 「...んっ...こんな感じで大丈夫かな...?」 「...ああ...もう少しだけ力を入れても大丈夫だぞ...」 言いながら提督が私の頭を撫でてくる...止めてよ...そんなことされたら... あぁ...また出てきちゃった...///... ...まだ提督にはバレてないよね... 「はぁ...っ...ん...提督ぅ...好き...」 提督の主砲すごい...熱すぎる...先っぽからはさっきから液がダラダラと出続けてる... 扱くたびに ニチャニチャッ ってエッチな音が私の耳に入ってきて思考がどんどん麻痺していく... 擦ってるだけなのに...私までこんな気持ちがいい... 「...川内...次は...口でしてもらってもいいかな?...」 口で? 口で提督の...コレを...///...舐めるの?...そんなこと今まで考えたこともなかった... うん...したい...かな...まだちょっと怖いけどなんかもう...頭が...考えられない... 「...えっと...舐めればいいかな...」 両手で主砲を持ちながら尋ねる。この感触慣れてきたかも... 「最初は歯を立てないで全体を舐めて...少しずつ咥えていく感じで頼めるかな?...」 咥える...私ので...あっ...想像しただけで...また.../// ...私ってこんなにスケベだったのかな... 「してみるね...初めてだから...下手かもしれないけどさ...」 心臓が高鳴る...今絶対顔真っ赤だよぉ...だってこれから提督の...を私が... 「...提督の...ゴクッ......ペロッ...」 先っぽより少しした...真横からちょっと舐めてみる... 「...!??うああっ!?」 ビクンッ! 提督のが暴れた...今のって...気持ちがよかったってことなの...かな?... 「提督...あの...今の...」 覗き込むようにして提督の顔を見た。...提督のこんな顔見たことないや...エッチだよぉ... 「ごめんな...川内にされてると思うと...あんまりにも気持ちよくて...」 あああ だからそういうこと言われたら私... 「あぅ...提督...よかったんですね... ...んちゅ...レロッ...」 このままじゃ私が危ない。そう思って危なくなる前に提督のを再び舐めた。 相変わらずビクビクと脈打ちながら、天井に向かってそそり立ってる。 ...さっきより大きくなってる...よね.../// 舐めるって...抵抗あったハズなのに...ついさっきまでは...今では... 「...あぁ...む...んっ...レロレロ...チュッ...チュッ...ペロッ...] 私なんていやらしいことしているんだろう。昨日までの私だったら絶対に想像できなかった。 「川内ぃ...はぁ...はぁ...すごいいい...よ...くっ...」 提督...そんなに気持ちがいいんですか?...私が提督を...こんなに... もっと もっと提督を気持ちよく... 「...はむっ...」 そう思ったら提督のを咥えてた。 これって本能なのかなぁ...もっといっぱい...提督を気持ちよくしたい... 「くちゅっ...ちゅるっ...ん...へいとくぅ...じゅるるっ...」 「うあっ...川内...咥えたまま喋るのは...」 すごい...私が...提督をあんな表情にしてるんだ...すごい...気持ちよさそう... 「ぐちゅっ...へいとくぅー...ひゅきですよぉ...んっじゅっ...じゅる...」 でも私も気持ちいい...好きな人のを咥えるのがこんなにいいものなんて... 「くっ...私だけされているのは川内がかわいそうだな...よっ...!」 私は横に寝ている提督の足元で行為をしていたのだが、いつの間にやら提督の顔が私の股に来ていた。 ...えっ...提督の顔がそこにあるってことは...! 「川内もここがグチャグチャになってるな...パンツの役割を完全に失ってるぞ。」 ああ...バレちゃった...見られちゃった.../// 提督とキスした時からちょっとずつ濡れていくのがわかってた。 提督ともっとエッチなことしたい。って思うとドンドン溢れていって。 「川内も私と同じように気持ちよくなって欲しいな...ちゅっ...」 びしょ濡れになったパンツを脱がされて、私の...を舐められた。 「あっっ!!...んはあっあっ!!...提督ぅ!!それダメぇ!!」 もちろん誰かにこんなことされたことなどない。...自分で少しシて見たことはあるけど...提督を想いながら... あの時は怖くて...それ以上できなくて...虚しくなったから止めちゃったけど... 「あっ...あっ...提督...ダメぇ...そんなにされたらぁ...ダメだよぉ...」 「ダメじゃないさ。これならお互いが気持ちよくなれるだろ...?川内も我慢できないように見えるけど...」 ああ、なんかもうよくわかんないな。気持ちよすぎて、嬉しすぎて。 「...うん...私もう...あぁ...///」 考えられない...もっと気持ちよくなりたい...提督を気持ちよくしたい... お互いがお互いの大事な所を舐めている。本当の夜戦てこんなすごいんだ... ...提督と出会ってからずっと迷惑かけちゃってたなぁ...あの時も夜戦夜戦て騒いでた... 夜戦バカだの、夜戦厨だの言われてる私が...提督に夜戦を教えてもらってる。 提督にしか教わりたくないこと...こんな夜戦なら提督と毎日したい.../// 「...川内...すごいぞ...さっきから舐めるたびに...弄るたびにドンドン溢れて...」 「言わないでよぉ...んひっ!...提督だって...すごいネバネバして...ココとかも...いやらしい...」 主砲の反り返っている所を撫でる。ビクビクと反応するのを見てると...かわいいかも... 「うっ...川内だって...ココ...すごい硬いぞ...ほら...」 「っ...!!...んっ!!!...はっ!!!...提督っ!!それはぁ...!!」 私の真ん中にあるアレを舐められる。そしてクリクリと弄られてる...私の身体がビクビクと反応する。 「あ”っ!!ぁぁ!!てい...とくっ!!!...」 すごい...これが私が知らない夜戦...脳が...頭が...熱い...気持ちよすぎる... 互いに貪るように舐めたり触ったり...あっ...提督...私もう...っ... 「んひゃぁぁぁ!!...提督ぅ...私ぃ...もう...」 涙と涎を流しながら限界まで興奮している私を、神通や那珂は想像ができるのか。 いや、この鎮守府の誰も、想像できないだろう。 提督だけが...知ってる私...すごいエッチな...自分... 「も...無理です...なんか...来ちゃうよぉ...提督ぅ...」 それでも主砲をしゃぶるのは止めない。止められない.../// 「...川内...私もだ...一緒に...イこう...」 イく...一人でしたときはイけなかったけど...私イくの...提督と... 「あ...あぁ...提督...イ...く...イっちゃう...よぉ...] 「はぁ...はぁ...川内...イくぞ...っ!!」 .............. ...あぁ...私...イったの...? よくわからなかった...すごい気持ちが良くて...身体がふわっ...て...浮き上がった見たいな... あ...っ...顔がベタベタ...提督の...これが...赤ちゃんの...種...なの...? 手で触ってみる。わぁ...すっごいネバネバ...ドロドロ...これ本当に提督の身体から出てきたの... 匂いを嗅いでみる。...すごくエッチ...これが男の...提督の匂い... 口に入れてみる。...苦い...ネバネバで飲みにくい...でもこれが...提督の味なんだぁ... 提督。提督。提督...ダイスキ...! 「...川内...大丈夫か...?...すごい激しくイッたみたいだけど...」 「言わないで...///...提督だってこんなにいっぱいエッチなの出したじゃん...」 口に含んだ白いのを提督に見せる。...あっ...主砲がビクビクッって... 「...川内エロすぎ...まだ夜戦は終わりじゃないぞ...、まだ私の装甲は0になってない...」 私だって...大破しちゃってるかもしれないけど、まだ...提督と夜戦したい... さっき以上のことを...提督と... 「はい...もっと私に夜戦教えてください...お願いします...」 そういうエッチなこと殆ど知らないつもりだけど...私は気がついたら足を広げて...すごく見えやすいようにしていた。 これって好きな人が欲しいって本能なのかな...わかんないけど...もっと一緒に夜戦したいもん.../// 「...分かった...続きをしよう川内...」 提督の主砲は今までにないくらいに大きくなっていた。 ....................... 提督に抱きしめられてから再び横になる。 あぁ...私どうなっちゃうんだろう...心臓が破裂するんじゃないかってくらいドキドキしてる。 でも提督も同じだった。抱きしめられた時に、提督からもドクンドクンって聴こえた。 私だけじゃないんだよね...提督だって...わ、私のことを思ってくれて... あぁ...改めてそう思ったら大事な所がまたキュンキュンしてきた... 提督が欲しい...欲しいって.../// 提督のだってあ、あんなに...あんなに凶悪なのが私の...に本当に...入っちゃうのかな?.../// 「...川内...ここすごい...溢れてる...」 提督が主砲で私の大事な所を擦ってる。...気持ちいいけどもどかしい... 私の身体が...私の思考が...私自身が...提督を求めてるんだ... こんなに好きなんだもん... そりゃ...ちょっと怖いけど...でも... 「...提督...お願い...私は大丈夫だよ...お願いします...」 私の全部...貴方に捧げます... 「...じゃあ...挿れるぞ川内...」 そう言って頭を撫でてくれた。 ズッギュゥ... 「...っ!!...んっ...んっ...あはっ...」 提督の主砲が入ってきた...入ってきた...! ...他の艦娘が話してたけど、初めては痛いって...でも ほんのちょっと...しか痛くなかった... ...いっぱいいっぱい...提督に濡らされちゃったから...かなぁ... 「あああっついいっ!!...あついよぉ...提督のぉ...すごく熱いよぉ...」 恥ずかしさやら、気持ちよさやら、嬉しさやらで私溶けちゃうんじゃないかってくらい熱い。 提督の顔を見る。表情が歪んでいたけど、私の顔を見るとニッ っと笑ってくれた。 ギュゥッ 「っっ!!?川内ぃ!!締めつけが強すぎ...!!」 そんなこと言ったって...抑えるのなんて無理だよぉ.../// あんな顔見せられたら...私... 「あっ...はぁぁ...提督ぅ...提督のがぁ...私のお腹の中にぃ...入ってるよぉ...」 私多分今笑ってる。 すっごく嬉しくて。 「...っ...!!」 ...!??...っ...ぁ...提督のが...さっきより大きく...あ...がっ...一番奥までぇ... 「川内の一番奥まで...私のが入ったぞ...平気か...?」 提督...気持ちよさそうな顔してる...私も...だらし無い顔してる.../// こんな...こんな気持ちいいなんて... 「...平気...私は平気だから...お...お願いぃ...」 自分でもこんな甘えた声が出るなんて思わなかった。 提督が欲しいんです...一緒に...気持ちよく... 「...動くよ川内...私ももう我慢ができない...!」 言葉が終わると同時に、私の腰を掴んで提督が動き出した。 「ああ”っ!!あっ!あ”っっ!!...あっ...ぐぅ...!!!」 こんな...激しいっ...すごっ...反ってる所が私の中に引っかかって、それが引っ張られて... あぁ...すごいよぉ...エッチすぎるよぉ...これが本当の...夜戦...なの... 「ああぅ!!やっ!!ダメェ!!...あっ...ダメじゃないけどぉ...あ”あ”っ!!」 何言ってるかわかんない。 提督が私の名前を叫びながら、すごい勢いで腰を動かしてる。 呼ばれるたびにギュッギュッって...提督のを締め付けてるのがわかる... そしてそんな自分に私ももっと興奮する... エッチな私も、全部知ってもらいたい... 「あ”っああっ!!提督ぅ!!!すご...あっ...うぅ...はぁぁ~...!!」 あ...私もうダメだ...またイッちゃうんだ... 身体の奥から何かが来る...ゾクゾクする... 怖いけど怖くない... 「川内ぃぃ!!はぁっ!!!川内!!!好きだっ!!好きだっっ!!!」 嬉しいよぉ...嬉しすぎる...あぁ...また何か来ちゃうよぉ... 「提督...わたしぃぃ...も...ダメ...あぁっ...一緒にぃ...」 びくびくする もう考えられないし考えたくない 好き 提督大好き 「川内...あぁ...一緒にイこう... ...うっ...ああっ!!!」 「あああっああ”!!!提督ぅぅっ!!!!ああ”あ”イっ...!!!!」 提督の暖かいのがぁ...私の中にぃ... 提督ぅ...ずっと一緒に... ------------------------------------------------------------------- あれから一ヶ月もたつのか... 私と川内の関係をみんなに正式に発表した。 金剛は 「オーノーッ!!いつの間にか川内が提督のハートをゲットしていたネー!! ちょ~~っと悔しいけどサー!私二人のこと好きだからサー!一番にはなれなかったけど 応援しつつ二番目になるネ~!」 と言っていた。まあ彼女なりに納得してくれたのだろう多分... 天龍は 「えっ...マジかよ...いやっ...別に俺はアイツがどうなろうが知らねぇけど... だが恋人同士になったからって、川内だけ贔屓するんじゃねぇぞ!お前はみんなの提督なんだからなっ! ...たまには俺も褒めろよっ...。」 と少し泣きながら言った。あぁ...心が痛む...ごめんっ... 遠征から帰ってきたら沢山撫でよう。逃げられるかもしれないが。 そして今私と川内は... 「...全艦ほぼ無傷...よしっ!夜戦に突入するぞっ!!」 沖ノ島海域に突入し、敵の主力艦隊を追い詰めていた。 敵軍はかなりダメージを受けているが、まだ大破しているわけではない。 このまま夜戦で勝負を決める!! 「...川内...お前の出番だっ!! 行ってこい!...お前の力見せてやれ...っ!!」 キラキラと輝く20.3cm連装砲...いや、20.3cm(3号)連装砲を装着しながら、少しだけ...一ヶ月前とは違う顔つきになった川内は... だが、今まで通りこの言葉を敵軍に言い放った。 「川内参上...さぁ...私と夜戦しよっ...!!」 提督...見ててねっ...!
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「はい、提督。頼まれてた資料だよ」 「お疲れ最上、先に休憩してくれ。冷蔵庫に飲み物があるから飲んでいいぞ」 「へへ、ありがと。 どれにしようかな~、あ、これ貰うね」 「遠征の編成はこうで…」 「てーいとくっ!」 「うぉ!?なんだ最上!? まだ仕事中なんだからふざけ…」 「提督はぁ…僕のことどう思ってるのさぁ?」 「はぁ…? どうって…よくやってくれてる…。 ってお前、お酒臭いぞ…。まさかジュースと間違えて…」 「違うよ! 秘書艦としてじゃなくて、女の子として…どうなのさってことだよ…」
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428 :名無しさん@ピンキー:2014/04/04(金) 08 03 06.26 ID bfaOzMZw 以前自分が書いた7-559の翔鶴ネタと 6-538の島風ネタと8-84の曙ネタが世界観同じにしてるのでその続き ※戦後の話で「鬱」な部分がかなりあるので注意 深海棲艦との長き戦いも終わり、艦娘側の勝利という形で幕を引いた。 戦争当時、資源の枯渇していた帝国海軍は諸外国を魔の海域から救い出すことで 支援物資を得るなど財政はかなりひっ迫していた。 それゆえに短期決戦に全戦力を投入せざるを得なく、結果見事撃破したのだった。 こうして深海棲艦がいなくなり、世界は平和となった。 はずだった。 深海棲艦は駆逐しきれず、魔の海域も一部残っている。 深海棲艦は自然発生し続けているために倒してもキリがないのだ。 すでにじり貧となっていた帝国海軍は最精鋭を以てしてこれ(発生源)を封印した。 之を以て終戦とス。 帝国海軍よりさらに上の彼のお方より賜った御言葉だ。 そして急速な軍縮へと向かってゆくこととなる。 解体解体解体解体解体解体解体解体 解体解体解体解体解体解体解体解体 解体解体解体解体解体・・・ いったい何人の艦娘が解体されただろうか。 艤装を解体された彼女たちは魂の欠片となり大本の魂へと還っていく。 ある者は泣き、ある者は笑って還って逝った。 一定以上の戦果をあげた艦娘は武装解除の後、 鎮守府にて艤装を厳重に安置され、自由を手に入れることも可能だった。 しかし、解体された方が彼女たちにとっては幸せだったのかもしれない。 戦争しか知らぬ彼女たちにとって、そこはある意味地獄だった。 長き戦いで疲弊した帝国に職はなく、生きていくためには体を売るしか道がなかった。 提督たちもまた軍縮のあおりを受け解任され、慕ってくれる艦娘に頼り、養ってもらうしかなかった。 愛する艦娘に体を売らせる苦痛はいかばかりだろう。 艤装の解体を願い出た者もいたが軍はこれを良しとしなかった。 もしもの場合に備えた優秀な戦力温存と、維持費削減。まさに外道の所業と言えよう。 耐えきれず自害する提督が後を絶たなかった。 愛する艦娘の枷となっていることに耐えられなかったのだろう。 ----終戦から数年。 人々の努力のかいあって急速に経済の復興を遂げた帝国では、 親に可愛がられて育った自己中心的な快楽主義の若者の吹き溜まりになっていた。 艦娘という戦力とその特殊性から海軍はあまり積極的に徴兵を行わなかった。 結果、戦争を知らない若者たちは終戦直後、膨らんだ軍事費に猛抗議し軍縮を加速させ、 さらには恩人であるはずの彼女たちを慰み者にし食い物にしていた。 そう、かつての救国の英雄たちは、はした金にも満たない額で文字通り凌辱されつくしている。 しかし、民意を恐れてか軍上層部は見て見ぬ振りをして、官僚は今なお私腹を肥やすと聞く。 雷「・・・大丈夫!私がいるじゃない!電は私が守るんだから!」 そう私は自分を奮い立たせる。 司令官は自害してしまった。 体を売ってでも司令官や私たちを守ってくれた秘書官だったあの人も 司令官の亡骸に縋り付き、次の日司令官もろともいなくなってしまった。 机には「ごめんね」とだけ書かれた紙と、幾分かのお金が置かれていた。 後を追って逝ってしまった。つまりそういうことだと思う。 電「わたしもがんばるのです!」 雷「ダメよ!あなたは家でじっとしてなさい。」 電は秘書官が体を売っていたことを知らない。 この世界には私たちの仕事なんてそれくらいしかないことも、 私たち艦娘たちが娼婦として蔑まれ、ボロボロになっていくことも。 何も知らない。何も教えてない。 司令官が死に、秘書官が行方不明なことも。 雷「それに・・・司令官と約束したでしょ?あなたは家を守る役目だって」 電「はわっ、そうなのでした・・・」 シュンとする電を抱き寄せて言い聞かせる。 雷「司令官たちはちょっと遠くで出稼ぎに行っちゃっただけ。きっとまたすぐにみんなで暮らせるようになる」 雷「・・・大丈夫、なんとかなるわ!私がいるんだから!あなただけは守って見せるわ!」 そう、自分に言い聞かせた。 電「はい、なのです・・・」 たぶん電はうすうす感づいてる。 司令官が死んだことも。秘書官が死んだことも。 そして・・・これから私が体を売りに行くということも。 ・・・・ ・・・ ・・ 若者A「おい、コイツにしようぜ」 若者B「どいつだ?ってまた艦娘かよ。こいつらクローンみたいにうじゃうじゃいっから飽きてきたよ」 若者A「そういうなって、値段は安い上にこいつら人間と違ってすげー頑丈だから無茶やっても平気なんだぜ」 若者B「とかいっていつもぶっ壊してんのはどこのどいつだよww」 若者A「ゲラゲラ、ちげーねーやww」 艦娘は人間に限りなく近いけど人間じゃない。化け物って言う人もいるけど、 司令官は軍艦の魂が受肉した付喪神のような存在だって言ってたっけ・・・。 雷「んむぐぅ・・・やめっ・・・むぐぉるぶじゅr」 若者A「やべーってコイツの窒息のどマンコすっげー気持ちいいわww」 髪を掴まれ強引にのど奥にずぶずぶと突っ込まれる。 手足は縛られ、雁字搦めなのをいいことに好き勝手に体を使われる。 か弱い女の子にこんなことするなんてヒドイじゃない・・・。 って抗議したらお腹を殴られてもう抵抗する気力も残ってない。 若者B「窒息いいな!こっちも締め付けたまんねーわww」 そう言うと、お兄さんは私の首を絞めてくる。 ジュブッ、グジュッ、と激しく腰を打ち付けられて全身に苦痛と快楽が奔る。 雷「ぷぁっ、ひゃめっ・・ぐるじ・・死んじゃ・・・あ・・が・・・」 びゅくびゅくと熱いものが注がれると同時に プツンと、画面が真っ暗になるのを感じて、私は意識を失った。 目が覚めるとお兄さんたちはもういなくなっていた。 あの後も私は責め立てられていたようで、体のあちこちが痛む。 シャワーを浴びてお給金をもらい、夕飯の材料と明日の電のごはんの材料を買って帰宅する。 電「お帰りなさい!なのです!」 雷「ただいま!はい、今日のごはんは白い方よ」 私は努めて明るく振る舞う。 電「やったなので・・・・その首どうしたのですか!?」 そういわれて慌てて首を押える。 うかつだった。2人相手は初めてではなかったけれど 拘束されて意識を失うほどの攻めに心身ともに参っていたみたい。。 雷「こ、これは・・・ちょっと・・ね」 言い訳を考える余裕はなかった。 電「ちょっとって感じじゃないのです!・・・・・・・・・・・・・お仕事・・ですか?」 雷「・・ッ、そ、そんなことよりほら!今日はご飯いっぱい食べていいから!お夕飯にしましょ?」 電「やっぱり私も働くので・・・」 雷「ダメよ!!」 電「(ビクッ)」 電だけは守ってみせる。それが司令官との最期の約束だから。 約束・・・だったのに。 -----その日、電はいなくなった。 ・・・ ・・ ・ あれからどれだけ経ったのだろう・・・。 思いつくところはすべて探したけれど、電はついに見つからなかった。 電も逝ってしまったのかもしれない。 結局私は誰も守り切れなかった。 憧れていた司令官も、解体された暁や響も、そしてみんなに託された電まで。 生きる気力もなくなった私は、いつの間にかこの路地裏でぼろ雑巾のように犯されるだけになっていた。 ・・・誰かが来たようだわ。また、犯されるのかしら。・・・もう、どうでもいいけど・・ 大切なものは全部なくしてしまった・・・私には何も・・ない 浮浪者「へっへ、今日もお世話になるぜ!」 前戯もなしにいきなり突っ込まれる。 ゴポゴポと誰とも知れない精液があふれてくるのがわかる。 雷「ぅ・・ぁ・・」 浮浪者「このちっぱいを摘みあげるとギュウギュウ締め付けるのがまたたまらんわ」 ずちゅっずちゅっ 私の意思とは無関係に体は敏感に反応し男の竿をきゅっきゅっと扱き上げる。 なんだか・・・とても疲れた。 酷い脱力感と眠気が私を襲い。意識がもうろうとしてきた。 浮浪者「なんだぁ?締りが悪くなったな。おい!この!・・・やべぇ、動かなくなっちまった」 ブーーーーーン・・・ 浮浪者「何の音だ?あーくそっ起きろ!」 ガンガン蹴られ薄れゆく意識の中、懐かしい艦載機の音を聞いた気がした。 艤装は凍結されたはずのに・・・。 ??「提督!こっちです!」 浮浪者「なっ、お前ら何もんだ」 提督「シャイセッ!(クソッ)また私は救えなかったのか・・!?」 浮浪者「何言ってやがるんだ?あ?そうか、お前もこれを使いたいなら順番待ちだぜぇ? つって動かなくなっちまったがな」 提督「どけっ、クズ野郎」 浮浪者「ぐぇ、くっそ、なにす」 提督「お前らの!ような!輩が!いるから!!!」 浮浪者「いってぇ、やめろっ!あ゛あ゛あ゛あ゛!」 ボキッグチャッと明らかにやばい音がする。 翔鶴「て、提督、それ以上は死んでしまいます。」 提督「・・・ッ、次はないと思え」 浮浪者「ひぇ、ひぇぇぇぇぇ」 ・・・ ・・ ・ 提督「ヵ・・っ!・・・ッ!」 何処かで聞き覚えのあるお爺さんの声がした。 雷「ぅ・・・ん・・・?(誰?よく、目が見えないわ・・・)」 提督「ヵ・・っち!いか・・・!」 ぼやけた視界に移る白い制服姿はよく知るあの人と同じで まるで私を迎えに来てくれたように見えた。 雷「し・・・れー・・・かん?」 提督「雷!大丈夫か!?私の声が聞こえるか?」 司令官じゃ・・ない。・・・あれ? 雷「・・・え?・・・おじ・・さま?何で・・」 提督「!よかった。生きていてくれて。」 ぎゅうっと抱きしめられる。 人のぬくもりを感じるのはどれくらいぶりだろう。 ふと目頭に熱いものがこみ上げてくる。 雷「あっ、いけない、おじさまのお洋服がよごれちゃうわ」 提督「構わないさ。・・・よかった。」 提督「・・・そうだな。年頃の女の子がこんな恰好じゃいけない。翔鶴、タオルと着るものを」 翔鶴「は、はい。今お持ちしますね!」 雷「あ、私・・・」 今になっていろんな感情が沸き上がり、どうしていいのかわからなくなった。 提督「大丈夫だ、もう大丈夫。安心しなさい。」 フルフルと震える私をやさしく撫でてくれる大きな手に、訳も分からず泣いて縋り付いた。 雷「司令官がッ・・みんながッ・・・・あぁぁぁーーーー!」 雷が泣きつかれるのを見計らい、翔鶴がおずおずと戻ってきた。 翔鶴「あの・・・提督・・タオルとお召し物です。」 提督「あぁ、すまないが頼む。」 翔鶴「はい・・」 ・・・ ・・ ・ 歴史をなぞっている。 深海棲艦との戦いはかつての大戦を彷彿とさせるものがあった。 如月の装備を指示しなければ撃沈されていただろう。 天龍に対潜装備をさせなければやはり危なかった。 先手を打ち、大井北上にさらなる重雷装の指示を出さなければ 物資枯渇にあえぐ帝国は高速輸送艦への改装を指示するはずだった。 改変が可能だということに気付いた私は、秘密裏に暗躍し 次々に敵を追い詰めることに成功した。 例え汚い手を使ったとしても。 深海棲艦との戦いが終われば、艦娘たちが接収されるのは明白だった。 軍上層部に取り入り、私の所属する鎮守府は監視の元、現状維持となった。 深海棲艦の封印作戦に投入された特殊部隊、その唯一の生き残りである自分は 軍にとっても切り札として温存しておきたかったのだろう。 あの日、最精鋭の艦娘たちと共に、最精鋭の術者も随伴した。 本来術者と言えど艦娘や深海棲艦に干渉することは不可能だった。 しかし追いつめられた帝国海軍は、狂気の作戦に出た。 当初の作戦では封印などではなく殲滅だった。 術者ではないが大将が3人も随伴する大規模な決死の共同作戦。 一介の少佐に過ぎない自分に声がかけられたのは術師だからという単純な理由だろう。 ヒトマルマルマル、開戦と同時に艦娘たちによる一斉射に敵深海棲艦は大破し、優勢かに見えた。 自然治癒により、徐々に劣勢になっていくことになる。 多数の犠牲を出しつつ、常に援軍のやってくる深海棲艦をじわじわと追い込む。 撃沈したはずの戦姫もいつの間にか無傷で戻ってくる。 悪夢のような戦場だった。 フタマルヨンマル、友軍による波状攻撃についに魔の海域の発生ポイントまで戦線を押し上げることに成功。 術者を投入しての浄化作戦が発令される。 そして開始3分、あの光を思わせる発光現象のあと、最前線のほとんどが蒸発。消滅した。 自分だけはこの日を予想していた。 上層部に対策を具申したが棄却された。 いや、大事の前の少佐の具申など取り合ってすらもらえなかった。 対策をしていた私の乗った艦と艦娘、そして私の言葉を信じてくれた友軍を残し、 最前線は文字通り蒸発した。 それを目の当たりにした大将たちは取り乱し、指揮系統は瓦解。 通信は混乱していた。 予想通りの展開か。一つため息をつき、全艦に指示を出す。 提督「大将旗艦との通信を切れ。我が艦隊は如月を旗艦としこれより封印作戦に移行する。」 如月「お呼びかしら?如月、最大戦速、出撃します!」 ・・・ ・・ ・ そうして封印はなされた。 最前線にいた他の術者の張ろうとした結界を再利用させてもらった。 通常の術式は彼女たち深海棲艦にはあまり効果がない。 そこで彼女たち自身の力の源を利用させてもらう。 術式に織り交ぜ、組み込み、結界を成した。 彼女たちの負の感情が強ければ強いほどより強固な結界となるように。 いつかその魂を救いに来ると心に誓いながら。 如月「司令官?」 提督「あぁ、すまない。少しボーっとしていた。」 また一人、提督を失い海軍に反旗を翻そうとする艦娘の艤装を解体した。 場合によっては解雇された元提督をも相手にすることもある。 それが今の仕事だった。 我が艦隊の艦娘を守るためとはいえ、正直気が重い。 世界を救った英雄と称され、中佐へ昇進すると同時に 危険分子として疎まれるようになった。 本来大佐になってもおかしくない功績だったが、上層部は私に恐怖した。 今までこうなることを危惧して程度に演習で負けたりしていたが、 案の定飼い殺しの状態だ。 秘書官の如月の艤装だけ武装解除の上に厳重に保管されている。 事実上の更迭であり人質と言えよう。 普段は見えないピンクのハート形のカギ・・・艦娘保護チョーカーなど 艦娘のシステムを構築する上でかなり尽力した功績も今となっては枷でしかない。 如月「司令官。大丈夫ですわ。如月はずっとお傍に」 そっと頭を胸に抱き寄せられる。 甘い香りにしばし癒される。 提督「・・・ありがとう。如月、ゆこうか」 如月「はい、司令官。」 ・・・・今日の相手はかつての上官にしてあの戦いの友軍。・・・元大佐の所だ。 ・・・ ・・ ・ 雷「ここ・・は?」 目が覚めるとふかふかのベッドに寝かされていた。 辺りを見渡すとアンティークな家具やランプなどがある。 ふと横を見るとすやすやと女の子が座りながら眠って・・・ 雷「電!?電なの!?生きていたのね!」 驚きとうれしさのあまりガクガクと揺する 電「はわわっ!?何事ですか!?地震ですか!?」 電「ふわっ!?だ、大丈夫なのですか!?怪我はないのですか!?」 今度は私がゆすられる。 雷「だ、大丈夫だから、落ち着きなさいっ」 電「生きててよかったのです!ぐすっ」 雷「それはこっちのセリフよ!もう、心配したんだから。」 ---後から聞いたところによるとどうやら電は司令官からもしもの時のために かつての上官を頼るように言い聞かせられていたみたい。 私が無理しすぎないように見ていてほしいって・・・。 司令官ったら、私がいないと何もできないくせに・・・こういうとこだけ・・・・。 あの日、電はいなくなったんじゃなくて、ずっと探していたその上官の居場所がわかって 助けを求めに行っていたとか。 電「すぐに戻れるはずだったのですが、色々とあって遅れちゃったのです。」 雷「結局、電に守られちゃったね。ありがと、電」 シュンとする電を元気づけようととっさにお礼を言う。 電「そんなことないのです!私はずっと守られっぱなしで何もできなかったのです・・・」 雷「そんなことないわ。ありがとね、電」 ひしっ、と抱き合ってちょっと泣けてきちゃうじゃない? 提督「あー、おほん。雷、加減はどうだ。」 雷「あ、おじさま。」 はわわ、とわたわたと電が恥ずかしそうに離れるのがちょっと微笑ましい。 雷「助けていただいてありがとうございました。」 提督「いや・・・、もっと早く救ってやりたかったんだが、戦後の騒乱で行方がつかめなくてな。 ・・・すまなかった。」 そういったおじさまの顔は悔しさでゆがんでいた。 雷「おじさま、笑って。私は大丈夫だから!」 提督「そうか、あぁ、そうだな。雷は強い子だったな。」 雷「そうよ!なんでも私に任せなさい!って」 まだ大切なものはなくしてなかった。 今度こそ守って見せる。 へこたれてなんていられないんだから! 電「い、電の本気もすごいのですよ!」 むん!と胸を張って電も主張する。 提督「ふむ、まだまだ育ちは足りないようだがね?」 電「せっセクハラは駄目なのです!」 胸を隠して照れた後、からかわれたと気付いた電が ぽかぽかとおじさまを叩く。 提督「ふっふっ、きかんな」 提督「--おかえり、雷、電。お前たちは今日からここの子だ。」 きょとんとした電と一瞬見つめ合い、二人で力強くうなづいた。 雷・電「はいっ」 ・・・ ・・ 雷「とっても広いお屋敷なのね。」 ここ数か月しっかり療養をとって歩けるまで回復した私はお屋敷を散策することにした。 さっきからずっと廊下を歩いているけど、全然行き止まりにたどり着かない。 電「そうなのです!畑に田んぼに、大きな噴水のある池もあるのです!」 雷「畑に田んぼ?なんでそんなのがあるのよ?」 電「えっと、おじさまは提督をやめてしまわれたようなのです。」 電「それで艦娘たちを養うためにお庭を開拓して・・・」 雷「食料を自給自足してるのね?」 電「なのです!私たちみたいな艦娘をいっぱい受け入れてくださってるのです!」 雷「そっか。」 司令官、なんでもっと早くおじさまのとこに・・・。ううん、あの人のことだからきっと・・ ふと見上げるとおじさまらしき人影が出てくるのが見えた。 雷「おじさまかしら?」 電「あれ?また新しい艦娘が来たみたいなのです」 ・・・ ・・ ・ 若い提督「お久しぶりです。大佐。いえ、元でしたね。」 大佐「壮健そうだな。中佐。噂は耳にしている」 中佐「・・・そうですか。では話が早い。」 中佐「匿っている艦娘を軍に引き渡していただきたい。これは軍上層部からの命令です」 大佐「・・・断る。私はもう軍属ではないのでな。従う義務はない」 中佐「はぁ・・・やはりそう来ますか。」 中佐「如月、私のそばにいなさい。(ボソッ)」 如月「ッ!はい・・」 提督の力になれず如月はギュッと唇をかむ。 中佐「かつて無敗と詠われた提督相手に正直気乗りはしないのですが、いたし方ないですね。」 大佐「フッフッ、常勝ではなく無敗か。勝ちに行かず、艦娘生存第一に守りに徹しただけよ。」 大佐「翔鶴!瑞鶴!第一艦隊は輪形陣にて迎え撃て!」 翔鶴・瑞鶴「了解しました!機動部隊、出撃!」 中佐「はっはっ、艤装にフル武装ですか!よく軍の接収を逃れたものです」 中佐「さらに艦娘は水がなくてはその力の半分もでない。考えましたね大佐」 大佐は庭の中央に位置する噴水の池に陣取り、輪形陣にて陣取っていた。 海ではないので威力は出ないが、それでも陸で戦うよりも数倍はましだ。 中佐「大井北上!それに島風!単縦陣にて水路に魚雷を放て!」 島風「にひひ、それじゃいっくよ~」 大井「了解!九三式酸素魚雷、やっちゃって!」 北上「大井っち張り切ってるねぇ~。いっちょ私もやってみますか!」 ・・・ ・・ ・ 雷「ねぇ、なんか変じゃない?いきなり砲雷撃戦始めちゃったわよ!?」 電「はわわ、大変なのです!」 雷「何か手は・・・ねぇ、なにか武器になるものはないの!?他の艦娘たちは?」 電「えっとえっと、他の艦娘たちは偽装が軍に押えられてて戦闘できないのです。」 雷「じゃあ武器の方は?」 電「その・・・実はおじさまが内緒って言って教えてくれたのですが、 軍からこっそり私たちの艤装を回収してくださってるのです。」 雷「さっすがおじさまね!電!支援砲撃、するわよ!いけるわね?」 電「任せるのです!」 ・・・ ・・ ・ 中佐「さすが空母艦隊で名を馳せただけはおありだ。対空装備満載でもしのぎ切れませんか」 軍の信頼のない自分には動かせる主戦力も少ない。 とはいえ共に戦った練度の高い娘たちだ。攻めに転じない相手に引けは取らない。 大佐「そちらこそこちらの艦攻艦爆特化をいなすのは神業ではないか」 中佐「これもあなたから教わったことですよ、大佐」 にやりと笑う 大佐「陸地とはいえなかなかにきれいな回避運動だ。」 大佐もまた笑っていた。 久々の艦隊戦にお互い高揚している。 中佐「ですが、これでチェックです!イク!ゴーヤ!」 ドドォォ・・・ン!! 激しい水柱を上げて翔鶴に命中する。 大佐「なっ、潜水艦で挟撃だと!?バカな!・・・!!・・水路か!」 中佐「ずいぶんと深く立派な池が仇となりましたね?大佐」 中佐「すみません。念には念を入れてと思いましてね。」 大佐「くっくっ、まったくその通りだな。翔鶴!瑞鶴!潜水艦に艦攻雷撃!」 瑞鶴「翔鶴姉は沈ませないんだから!」 中佐「まさか!応急修理女神!?妖精もまた軍に接収されたはずでは・・!」 中佐「しかも女神をつける分の装備を削ってなおその戦力だと!?」 伊19「ひゃぁ~なのね~」 伊58「痛いのでち~」 く・・・、いくら深い池とはいえ深度が足りずに正規空母の攻撃が届くか。 ドドドドドッ 島風「ひゃっ!?やーめーてーよーぅ!」 中佐「追い打ちに援護射撃!?何処から・・・まだ戦える艤装を持った艦娘がいたのか。」 中佐「軍の手から逃れここまで戦力を温存していようとは・・・どうやら貴方を侮っていたようだ。」 大佐「(いや、これは・・・・・そうか、あの子たちか。)」 大佐「これで詰みだ。大人しく引き下がってもらおうか。」 中佐「・・・残念です」 中佐「と、いうのはまだ早いですね。・・・隠し玉もあなたからの教えだったのをお忘れですか?」 ヒューンヒューン・・・ドドドドドッ 大佐「これは!!戦艦クラスの援護射撃か!?しかも海上からの!」 中佐「これでチェックメイト・・・ですね。大佐。」 瑞鶴「翔鶴・・姉ぇ・・」 旗艦の翔鶴をかばい、瑞鶴は大破。他艦娘も今の砲撃で満身創痍だった。 翔鶴「く・・・まだ、やれます!提督!」 ボロボロになってなお立ち上がる翔鶴は、提督を守るために必死だった。 残った発艦済みの艦載機で最後の突撃に出るつもりなのだろう。 大佐「いや、もういい。翔鶴。私の負けだ。」 中佐「大佐の空母艦隊の腕も健在か。この分なら大丈夫そうだ。」 中佐「・・・では、私の話をしばしお聞き願いたい。」 大佐「?構わんが、何を・・」 ・・・ ・・ ・ 雷「大変!おじさま負けちゃったわ」 電「助けに行くのです!」 雷「待ちなさい!私にいい考えがあるわ」 ・・・ ・・ ・ 大佐「つまり、クーデターを起こすのだな?」 中佐「ええ、そういうことになりますね。」 現在、深海棲艦の封印は自分の術によるものだった。 いつでもその術を解くことは可能だ。 深海棲艦の脅威が再び襲って来れば、この平和ボケした国も少しは目を覚ますだろう。 かつてお国のため、未来の子供たちのために戦った英霊。 彼らの行いは間違っていたがその願いは賛同できる。 しかしその切なる願いも子供たちには伝わらず、平和な国といわれながら 内実中身は腐りきっていた。 自分さえよければいい、気にくわなければ他人を批判する。 あの時彼らが望んだ平和な世界にするための戦いは、完全に無駄だったと言えよう。 刻一刻と戦力となりうる艦娘たちも減っていっている。 事を起こすならもはや猶予はなかった。 しかし、如月の艤装を押えられていたのでは事を起こせない。 そこで協力者となるだろうある者を探していたら、一人の艦娘に行き当たった。 彼女に出会ったとき、すでに目当ての提督は彼女の腕の中で死んでいた。 海軍の同期だった男だ。 あの晩解体した艦娘こそ彼女だった。 ちょうど彼女が提督と共に海に身を投げている頃だろう。 救えなかったという苦々しい思いを噛みしめ、次の候補、大佐に会いに行くこととなった。 彼の所在は最初からつかめていた。 それでも彼は裏で手を回したのかなかなか軍が介入できなかったため、 表だって会うことも不可能。 それでも望みはもはや彼に託すしかなく、今回の強襲と相成ったのである。 中佐「今深海棲艦の脅威が復活すれば、必ず提督と艦娘は救われます。」 中佐「そして、人手不足となった軍は広く提督となるべく若者を徴兵するでしょう。」 そうすれば、きっと彼らも平和の大切さと、国を守るという誇りを取り戻す。 国とは民だ。民が腐っていては国は成り立たない。 共に助け合い、慈しむ心無くして何が平和か。 中佐「あなたもお感じになったのではありませんか?現状の提督たちや艦娘たちを知っておいでなら」 大佐「しかし、彼(か)のお方がいずれきっと・・・」 中佐「・・・彼のお方は傀儡です。謁見した際に少し試させてもらいましたが神気を感じない。 かつての大戦の敗戦で人へ堕とされたのでしょう。」 中佐「それにお優しすぎた。あれでは軍を制御することは不可能でしょう」 大佐「そうか・・」 深い沈黙の後、大佐は静かにうなずいた。。 大佐「この国のため、未来の子供たちのためにもう一度立とう。」 中佐「では!」 大佐「あぁ、深海棲艦(奴ら)を叩き起こすぞ!」 中佐「了解しま・・」 雷「せーの!てーーーーい!!!」 電「やぁーーーーなのです!!」 べしっばきっ 中佐「ぐほぁっ」 電「殺ったのです!」 雷「電・・・字がおかしいわ。はっ、おじさま!ご無事ですか!?」 大佐「二人とも・・・ふっ、ふっはっは。見事敵将を打ち取ったな」 えっへんと胸をそらす二人だった。 中佐「いつつ、酷いじゃないか雷、電」 雷「あれ?・・・おにーさん?」 電「なんでお兄さんがここにいるのです?」 如月「司令官!ご無事ですか!?何かすごい音が・・・」 外で待機していた如月が慌てて飛び込んでくる。 雷「あーっ!如月じゃない!久しぶりねー」 如月「えっ、えっと、お久しぶり・・ね?って、ふぁぁああああっ!?」 混乱気味な如月は雷に押されっぱなしだ。 雷はぴょんこぴょんこ跳ねて如月を振り回して喜んでいる。 中佐「よかった。二人とも無事だったんだな。大佐にお前たちの所在の情報と艤装を 軍に気付かれないように流したが間に合ったようだ」 大佐「あれはやはりお前だったか。おかげでギリギリのところで間に合ったぞ」 どうやら大佐には今回の自分の訪問の内容もすべて予想されておいでか。 さすが我が師、といったところか。 先ほどの”演習”も小手調べをされていたのは自分だったようだ。 雷「そっか。みんなが私たちを探してくれていたのね・・・」 電「そうだったのですか・・」 中佐「あぁ、それに・・・(ヤツの愛したあの娘との最期の約束だったからな)」 翔鶴「ムー!ムーーーー!」 雷「そうだった!何故か邪魔してきた翔鶴さんを縛り上げちゃったんだ!」 しかも仕事仕込みのキツイ亀甲縛りで。 大佐「やれやれ、翔鶴は私が何とかしておこうか。」 翔鶴「んん!?ふむーー!んふっ/// んん~~~~~!」 と言いつつ何処に手を突っ込んでるんだ師匠! ムニムニと胸を揉みしだかれ、荒縄ですでに出来上がっていたのか 翔鶴はどう見ても達していた。 瑞鶴「あっ、翔鶴姉だけずるいっ・・・じゃなかった。提督さん、私も一緒に行きます!」 電「それじゃ、私はお兄さんとお茶でもするのです!///」 雷「それいいわね!私も参加するわ!」 北上「ちょっとー、私たちもわすれないでよね?もう~」 大井「とかいって北上さんちゃっかり入渠してたじゃないですか」 北上「そんなこといって、大井っちなんて提督とられないかしらってそわそわしてむぐmぐう!?」 大井「わーっわーっ!北上さん!クッキー!そう、魚雷クッキー美味しいですよ!? ささっ、遠慮なさらずに!」 島風「てーとくーーーーかけっこしよーーー!って、あー!私のてーとくとらないでよー!」 ・・ ・ しばらく如月は艦娘たちに囲まれてる中佐を幸せそうに見ていたが ふと中佐と目が合う。 くすっと笑いあうと、お互いの言いたいことはなんとなくわかった。 窓の外を見上げると雲一つない晴れやかな空が広がっていた。 如月「いい風」 ふわっと桜の花びらが舞い上がった。 「ありがとう」 一瞬、その中に雷たちの艦隊の秘書官が笑っているのを見た気がした。 彼女の魂は救われただろうか。 同じ秘書官として痛いほどにその気持ちがわかる。 如月「(ずっと.....おそばに)」 そっと指輪を抱きしめた。 ・・・ ・・ ・ 榛名「遠距離支援はこんな感じでいいのでしょうか」 金剛「バッチリなのデース!これで提督からご褒美もらえマース」 榛名「あの・・金剛お姉さま、その時は私もぜひご一緒に・・・(モジモジ)」 青葉「あ、青葉も・・・その・・」 金剛「青葉はいつもこっそり提督に愛されてるからダメデース!次こそは私の番ねー」 青葉「ばれてっ!?はぅ///(テレテレ)」 榛名「榛名も!できれば混ぜてほし・・・(モジモジ)」 曙「----私たちの支援攻撃・・・成功したかしら?」 曙「ちゃんと無事帰ってきなさいよ?クソ提督♪」 春一番がさわやかに吹き抜けた。 +後書き 444 :名無しさん@ピンキー:2014/04/04(金) 19 17 42.38 ID bfaOzMZw 以上です。 連投規制に負けましたorz 支援ありがとう 思いついたプロットを追いかけるので手いっぱいで駄文になってしまった。 そして長文申し訳ない。 島風編はこの後まだ続きを書く予定だけど 攻略前の時代にさかのぼるので少しややこしいかもしれない。 時間の流れ 6-538の話→8-84の話→今後書く話→今回の話→それ以降書くかは未定 あと気づかれないと思うけど、最初に雷を買ってた二人のうちの一人が浮浪者です。 そしてもう一人がどうなったかというと艦娘を壊しすぎて怖い人たちに連れてかれました。 まだしたらばで書いた発情青葉さんのちょっと手直し版とか 今回登場でいきなりデレな大井っちが どうやって落とされるか(やっぱりちんぽには勝てなかったよ)とか そうなるように仕組んだ北上さん(提督に惚れちゃった)とか 潜水艦たちの濡れ濡れお風呂奇襲作戦とか まだ登場してない潮とか夕立とか愛宕とか羽黒とか雪風とか睦月とか漣とか阿武隈とか夕雲型とか つまり可能な限り出したいです ちなみに大佐はあの後翔鶴さんを”そのまま”お持ち帰りして瑞鶴さんを交えてしっぽり楽しんだとか。 そして雷と電はしばらく後、「ゴーイチゴー・クーデターを成功せよ」という任務の報酬として正式に中佐の艦隊に所属して、 中佐争奪戦に参加したとかなんとか。 あ、潜水艦ズはお仕事終わったからそのまま本来の仕事の深海棲艦の警戒任務に戻ってます ちゃっかり中佐にあとからご褒美もらってるけどw 448 :名無しさん@ピンキー:2014/04/04(金) 23 53 16.19 ID vehNUyuT 内容が内容だけに、単純にGJという言葉が言いにくい。 だが、このシリーズは好きで、あれこれ三次妄想が捗る。 苦海という海に沈んだ艦娘たちが深海棲艦として人類に反旗を翻したら どうなるだろうとかすごく鬼畜なことを考えずにいられなかったり 452 :名無しさん@ピンキー:2014/04/05(土) 11 29 04.11 ID IzvpPj2S 448 戦争が元ネタだから少し自分に対する戒めも込めた内容にしたんだけど ちょっと雷可哀想すぎかなと少し反省してる 雷は史実で ・イギリス兵救助 ・アメリカ潜水艦に撃沈される(jap駆逐を魚雷と一緒に処分したと報告される。しかも電と勘違いされてる) 戦争だからおかしくないんだろうけどなんとも・・ね 作中の凌辱部分はこの史実を意識してます。 中佐が介入しないとあのまま終わってたはずです なんかこのままだとかわいそうなので雷の話の後日談考えておきますね
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543 :名無しさん@ピンキー:2014/04/14(月) 02 33 48.23 ID UtLkv7oI 色々ネタにされてるからやってもいいと思いました(コナミ) もしも○○とコラボしたら 201X年 某日深夜 静まり返った鎮守府の一室にて、一人の提督と彼の秘書艦が今まさにケッコンカッコカリ初夜を迎えようとしていた。 「受けてくれてありがとう金剛。絶対幸せにするからな」 「提督、私はもう十分幸せネ。これ以上の幸せを望むのは罰が当たりマス」 一枚の布団に二つの枕。その上にちょこんと座る金剛の左手の薬指には誇らしげに指輪が輝いている。 「お前が十分幸せなら、俺も十分幸せだ」 提督はそう言って金剛に向かい合い、同じように布団の上に座る。 「フフフ。提督、こっちくるデス」 照れ笑いと共に金剛が言い終わるか否かのうちに提督は愛しき新妻の肩を抱き、そっと唇を寄せる。 金剛もそんな新郎を受け入れるように目を閉じて唇をそっと寄せる。 やがて二人の唇が触れ合い― 「陸軍としては海軍の嫁選びに反対する!」 「うああああっ!!なんだお前!?」 窓からの突然の侵入者によって二人の甘い時間は終わりを告げた。 提督も金剛もこの時は気付いていなかった。 この時丁度日付が変わっていたのを。 そしてその日から新しいコラボ企画が始まっていたことを。 「陸軍としては次の嫁を提案する」 1.あきつ丸 2.まるゆ 3.結婚しない 「どんだけ自分のところの推してんだよ!さては外戚だな!?外戚関係だな!?俺の義父になって頭上がらなくする気だな!?」 「ふん。気付いたところでもう遅い。行けあきつ丸!」 「任せるであります」 いつの間にか窓から飛び込んでいたあきつ丸がすっと提督の前に滑り込む。 「提督殿……不束者ですが……よろしくお願いするであります」 恭しく三つ指ついて頭を下げるあきつ丸。その人形のように白い顔は、ぽっと赤くなっていて、何とも言えない色気を感じさせる。 「ま、待てあきつ丸……落ち着け。落ち着いて話し合おう」 「問答無用であります。それに、自分は『じらしぷれい』などというものは苦手であります」 大真面目にそう答え、あきつ丸は提督ににじり寄り、提督は反対に後ずさる。 「そ、そ、それにほらお前はまだケッコンカッコカリレベルに達してないだろ?だからその……な?」 「心配無用であります。イベント期間中はレベル無関係でばっちこいであります」 「なにそれ理不尽」 既にあきつ丸は布団に上陸し、提督は後退を続け今にも追い出されそうになっている。 そんな提督の背中がなにか心地よく柔らかいものに触れた。 「スタァァァァァァップ!!ヘイあきつ丸!提督から離れるデース!」 後ろから抱きしめるように金剛が提督を庇い、あきつ丸を制止する。 提督の背中に触れた柔らかいものは存分にその存在を主張し、人肌のぬくもりを提督の背中に与え続けている。 「ふん。軟派な英国かぶれなど、海の男たる提督殿には相応しくないであります。その体で誑かしたに決まっているであります」 「なっ!?」 一瞬絶句する金剛。あきつ丸はその隙を逃がさず提督との距離を詰める。 既に二人の息がかかりそうな距離になっている。 しかし、こんな屈辱的な台詞を吐かれて黙っている金剛ではない。 「ふっふ~ん。Nice jokeねあきつ丸。そのPoorな体のあなたが言ってもJealousyにしか聞こえないデース!」 「ぐぬぬ」 「いや、あのお前ら……」 美女二人が自分を巡って争うとは何とも男冥利に尽きるなどと呑気なことを考えている場合ではない。 それはまさしく修羅場。今まさに提督は修羅場の真っただ中にいる。 「ふふふふ。これを見ても同じことが言えるでありますか?」 唐突にあきつ丸は提督のズボンをおろし、大きく立ち上がった一物を掴む。 「おっおい!?何やって……」 「提督殿の提督殿は自分が来てから明らかに大きくなっているであります!」 事実、提督のそれは大きくなってはいる。 しかし、あきつ丸(と陸軍)の乱入まで今まさに結婚初夜という状況であったことを考えてみれば最初から大きくなっていたとしてもまったくおかしくはない。 「出鱈目はよくないネ!あきつ丸が来るまでの間私が提督と何をしていたかを考えれば、これが誰のExploitかは明らかデース!」 だがあきつ丸は動じない。 「さあ、提督殿。自分の手で気持ち良くするであります」 その白い指が提督の一物を包み込み、扱きはじめる。 「ちょっ……やめろ、やめ……くぅ、くっ!」 あきつ丸の手は柔らかく、提督の一物を大切そうに手で弄り回している。 「ささ、提督殿。力を抜いて自分に身を任せるであります」 あきつ丸の愛撫は提督のそれをさらに膨張させ、その頂から溢れた白濁液は彼女の白い指にねっとりと絡みつく。 「あきつ丸……お前……」 何か言いかけた提督の前からあきつ丸が消え、代わりにこれまた白い巫女装束のようなものが視界いっぱいに広がる。 「今度は私の番デス!さあ提督!二人のLoveのPowerをこの泥棒猫に見せつけてやるデース!」 言うなり金剛はその巫女装束をはだけさせ、豊かな谷間がゆっくりと、しかし十分に存在感を示しつつ提督に迫る。 「いや、あの金剛……」 「私が提督を幸せにして見せマス!」 谷間はついに提督の顔に達し、地球上のおよそ半分の者が一度は夢見たであろう状況が誕生した。 「んぐっ!こ、金剛……」 人肌の温もりと柔らかさ、そして鋼材や油がどこへ消えているのか不思議なほどの切ないようなほのかな甘い香りが提督の五感全てを満たしていく。 ―だが、 (うわ、金剛めっちゃいい匂い……うぐっ!?) 提督が一瞬頭を離そうとしたが、二度と放すまいと抱きしめる金剛の両腕がしっかりと後頭部に回っている。 これはつまり頭が離せないという事。 (息ができないっ……!!) 金剛の谷間はしっかりと提督を包み込み、まるでこの世界全てが金剛であるかのような錯覚する抱かせる。 (やばい、やばい。本格的にやばい!死ぬ、死んでしまう!!幸せで死んでしまう!) 呼吸がままならないにも関わらず体にしみこむような甘い金剛の香りは徐々に提督の頭から正常な判断を奪い、命への執着という生命の根幹まで奪い始めていた。 (でも、これで死ねるなら……まあ、いいか……) 薄れゆく意識の中、提督はわずかに口元を緩めた。 それはまるで、全ての苦しみから解放されたような、安らかで満ち足りた笑顔であった。 (こんな夢を見たとは言えないよな……) 「ヘイ提督!今度から夢精じゃなくて私に打ち明けてほしいデース」 騙して悪いが夢落ちなんでな。 以上スレ汚し失礼しました。
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夜の鎮守府は昼とは打って変わって静まり返る。 昼間は鎮守府内はどこもかしこも騒がしく、近海でも訓練でこれまた騒がしいのとは対照的に動いているものと言えば警備の連中と、 時折夜戦訓練に向かう部隊が葬式の様に静かに出航することがあるぐらいで、誰もいなくなったかのように静かなものだ。 そんな夜、艦娘用営舎の一室で物音をたてないように伊勢は起き出した。 (日向は……寝てるね) 隣で寝ている妹は自分に背中を向けているが耳を良くすますと静かな寝息が聞こえてくる。 (よし…) 寝付きの良い妹を起こさないように慎重に布団を離れ、物音ひとつ立てずに扉を開けると、これまた細心の注意を払って扉を閉める。 廊下では意外に響くチャッという扉が閉まる際の音に一瞬どきりとするが、誰も気づいていないのか、世界は静まり返ったままである。 消灯時間から一時間も経っていない筈だが、何とも寝付きの良い艦隊である。 そんな寝付きの良い艦隊の唯一の例外は足音を忍ばせ営舎の端にある女子便所に向かっている。 当然と言えば当然だが、途中誰にも見られることなく女子便所に辿り着いた伊勢は、中に誰もいないのを確認すると個室に潜り込んで鍵をかけた。 さて、普通夜中に用を足すだけでなら、ここまでこそこそと盗人のように忍んだりはしない。 せいぜい迷惑にならないように大きな音をたてないようにするぐらいだろう。 こそこそ忍ぶにはそれなりの理由がある。 (これは不調を直す為に仕方なくだ。あくまでそれだけの為だ……) 伊勢は己にそう言い聞かせながら下を脱いでその場にかがみこむと、右手の人差指をゆっくり自分の秘所に這わせる。 「んっ…!」 突き刺さるような衝撃が股間から脳髄へ迸る。その衝撃は今の伊勢にとって競走馬に鞭をくれたのと同じ。指を這わせ、こすり、くすぐるスイッチとなった。 「くふっ……はぁ、はぁ……提督……」 息を荒げて愛しい者の名を呟きながら自慰を続ける。彼女がこれを提督で行うのは今回で二回目となる。 今まで自慰をした事は何回かあったが、その際に提督の姿が頭から離れなくなってきてからは暫く禁欲していた。 それは踏み込んではならない聖域の様に思えていたし、艦隊の中では既に古株である自分を信頼してくれる提督への背信の様に思えたし、 何より愛しく思えば思う程にそうした行為に対して不潔だと思うようになってきた。 最初はそれで良かった。 しかし伊勢は仙人ではない。欲求を忘れていることなど、そう長くは出来ないものだ。 そしてある時、欲望は理性を超え、いてもたってもいられず他の一切が手につかなくなり、 溜まりに溜まったものをぶちまけてそれまでとはケタ違いの快楽と、凄まじい後悔の念とに苛まれることとなった。 その二つのどちらが大きかったのかは、同じ言い訳をしながら再び行ったことで説明できるだろう。 「んっく……ふっ…うん」 右手が股間を往復しながら、左手で自分の胸を愛撫する。この手が提督のそれだったらどれほどよいか等と思いながら。 「うっ……提督……私は変態です」 右手の指についた液体がぬるりと指の付け根にたれるのを感じながら伊勢は呟く。 「はぁ、はぁ、……申し訳ありません」 荒い息をつきながら虚空に詫びる。 しかし興奮の後に来た脱力感の中で、聖域を侵犯したという罪の意識ですら今は快楽となっていた。 いつまでもこうしていたかったが、流石にそんな訳にもいかない。 頭が急激に醒めていくにしたがって、脱力感が興奮とは反比例に大きくなって行く。 「……寝るか」 けだるい体を引きずり起こして自室へ戻り、これまた日向を起こさないように慎重に布団に潜り込むと脱力感が後悔に変わる前に眠りに落ちた。 伊勢が執務室に呼ばれたのはその翌日の夕方の事である。 「失礼します。伊勢出頭いたしました」 普段なら秘書艦もいる筈の執務室には提督ひとり、西日でオレンジ色に染まる室内に黒い柱の様に立っている。 「……よく来てくれた」 いつにもまして重々しい口調でそう言うと、伊勢を近くに呼び寄せる。 「ちょっとお前に聞きたい事があってな」 「えっ、はい。何でしょうか」 伊勢は違和感を覚えた。 この若い提督は、普段はその性分なのかかなりフランクに彼女達に接しており、軽口をたたき合う事もあり、今の様に緊迫した空気を出す事は作戦行動中以外にはありえない事だった。 「女にこんな事を聞くのは失礼だし、気を悪くするかもしれないが、お前昨日の夜便所で何してたんだ?」 「!?」 伊勢は目の前が真っ暗になった。 どうして提督は昨夜の事を知っている?あり得ない。あり得る筈がない。 確かに営舎の艦娘用の女子便所には併設された男子便所があるが、あそこを使う者など誰もいない。 第一、執務室のすぐ隣に男子便所がある。何故提督があそこにいる? 伊勢の頭の中で様々な言葉が回り始める。 「なっ、何言ってるんですか!?トイレでする事なんて一つしかないじゃないですか!!」 「お前、用を足すときに俺を呼ぶ癖があるのか」 「!!!!!!」 「お前は知らないかもしれんが、あの便所は壁が極めて薄くてな、隣の音が筒抜けになっている。 もっとも、男子便所は基本的に誰も使わないから放置されていた訳だが、ここの隣が昨日から壊れていてな」 提督は昨夜伊勢が自慰している時に営舎の男子便所を使用し、伊勢の声を聞いている。 提督だって子供では無い、用をたす以外に便所でする行為と言えば何の事かすぐに分かるだろう。 「なんだ……知ってたんだ」 伊勢は呟いて、自分を見つめている提督の顔を見つめ返し、無理やりに笑顔を作った。 「そうです。私は、多分提督が今考えている様な事をしました。その……提督で」 「…」 「ごめんなさい。私こういう奴です。折角信頼してくれた提督をそんな風に考えている様な変態です」 「なあ伊勢」 「こうなった以上覚悟は出来ています。どんな処分だろうと異論はありまむぐっ!」 「聞いてくれ」 ぎこちない笑顔のまま泣きながら告白する伊勢の口を手で塞ぎ、若い提督は語りかける。 「俺は昨日、お前の声を聞いた後自室に戻ってお前と同じ事をした。その……お前で」 「えっ…」 「お前があれをやっている姿を妄想してな。お前が変態だというのなら、俺はそれに輪をかけた最低野郎だ。申し訳ない」 深々と頭を下げる提督と、きょとんとしている伊勢。 「その、何だ。お前さえ嫌でなければなんだが、ある意味ではお互いの気持ちも分かった訳だ。だから……変態同士付き合ってくれないか」 お互いがお互いのおかずだったからお付き合いましょうという、おそらく人類史上初めての告白。 これに対し伊勢は何も言わず俯きながら提督の胸元へ飛び込んだ。 「無言は肯定ととってもいいか?」 何も言わず首を縦に振る。髪の毛の間から覗いている耳は端まで真っ赤になっていた。 執務室の奥は扉一枚で提督の私室と繋がっているが、当然ながらここに普段艦娘達が入る事はない。 初めて入った提督の私室は、予想以上に質素なものだった。 若い独身男の一人暮らしらしくやや乱雑ではあるものの、伊勢が思っていたよりは整っている。 「本当に良いんだな?」 「……はい」 二人でベッドに腰掛けると、提督は伊勢に最後の確認をする。 伊勢が返事をすると、彼女の両肩をつかんでベットに寝かせ、そのまま上に乗る様に彼女の唇を奪う。 最初は伊勢の柔らかな唇を楽しむように、そして次には口から一体化しようとするように舌を滑り込ませ、お互いの舌を絡み合わせる。 やがて、最初はされるがままだった伊勢が提督の背中に腕を回して彼を求め始めた。 暫くの後、二人の口が離れると伊勢は閉じていた目を開き、熱がある様なうるんだ瞳で提督を見つめた。 提督は一度身体を離すとカチャカチャとベルトを外すとズボンを下げて一物をさらけ出す。 伊勢はぼうっとする頭で目の前の現象から判断し、スカートを脱ぐ。 「下穿いてないのか」 「戦闘で蒸れたり濡れたりしても作戦行動中は着替えられない事も多いですから、気持ち悪いまま長時間つけておくよりは…って」 白い直垂を脱ぎ、インナーシャツに手をかけながら説明する。 「成程、それは夢が拡がるな。ああそうだ、それは脱がないでくれ。そっちの方が好みだ」 「……変態」 「お互い様だろう」 二人は顔を見合わせて少し笑い、再びベッドに倒れ込む。 「うふっ……ふひゃ!」 先程濃厚なキスをした提督の舌は、今度はシャツをたくし上げた伊勢の胸を舐め上げるとその頂を舌先で弾くように触る。 その間、右手は伊勢の股間に滑り込み、彼女が昨晩していた行為を再現しはじめる。 「くぅ!…ひぅ…てい……と…ひゃん!!」 あるいは舐め、あるいはこすり、あるいは弾き、あるいは入れ、 玩具を与えられた子供か、はたまた楽器の調律のように伊勢の反応を都度確かめる提督。 「そろそろ頃合いか」 いきり立つそれを伊勢のピンク色の入口にあてがうと、ピクンと伊勢の身体が動く。 「行くぞ」 「はい……お願いします」 ゆっくりと伊勢の中に挿入する。 指で十分いじったからか強張ってはいないが、吸いつくように締められている。 「ッッ~~~~~!!!」 脱いだ直垂を口にくわえ、伊勢は無言の絶叫を上げる。下手に叫び声をあげれば、誰か来ないとも限らない。 血が潤滑油のように二人の隙間に拡がって、滴り落ちる。 「ぷはっ!あっ、ああ!あんっ!」 再び口が開いたのを再開の合図に、提督は伊勢を突き、中で動かし始める。 やがて―― 「ありがとう。伊勢」 「やめてくださいよ提督。お礼だなんて」 伊勢は既に来た時の姿に戻り、提督もまたいつもの姿に戻って執務室への扉の前に立っている。 「また今度お願いしますね」 「勿論だ」 扉を開け、既に暗くなった執務室へ出るとそこからはもういつもの関係だ。 もっとも、「また今度」はすぐに訪れる事になるのだが。 終
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318 :名無しさん@ピンキー:2014/03/26(水) 00 49 25.52 ID 7N7rAf1o 投下します。 ―レ号連続絶頂快楽拷問作戦― ※レ級鹵獲調教モノ。レ級に強い個性付け&喋ります。 「提督……どこ……?もう声が聞こえないわ……」 後に第二次サーモン海戦と呼ばれた戦闘の海域においてこの日、名も無き提督の主力艦隊が消滅した。 レ級「アッハァ♪タイシタコトナイナァ。」 一面に黒い油の漂う浪間、水面に浮くように直立し周囲を見回した小柄な少女は嘲笑うようにそう呟く。 その肌も髪も生気なく白い。彼女は艦娘の、そして人類の敵――深海棲艦と呼ばれる異形の艦船群の中でも最新鋭の、レ級と呼ばれる戦艦だった。 レ級「シズメー、ホラホラー……」 海面にうつ伏せに浮かんだ少女――生前は艦娘と呼ばれた者の背を足先のない脚部で踏み躙るレ級。 深海棲艦の大半は無感情に淡々と艦娘を襲う者が大半だが、彼女は容姿に似合いの――子供のような無邪気な残酷さを表情に宿らせていた。 そうする内に艦娘だった者の体はイ級と呼ばれる、人とは程遠い形状の艦艇達に群がられ――海中に沈み消える。 彼女には深い海の底にて蘇生され、新たな深海棲艦を生み出すために使用されることとなる運命が待ち受けているのだ。 レ級「イージーミッション♪コンナノデクセンスルフネナンテ、イルノカナァ?」 口の端を嗤いの形に歪め、背後を向くレ級。そこには艦娘との戦闘による被弾で大破したル級、タ級と呼ばれる深海棲艦の姿があった。 己を恨めし気に見える表情で凝視する彼女らを鼻で嗤うレ級。この新型戦艦の嗜虐心は敵のみならず同胞にすら向いているようだった。 レ級「サァ、ツギニイコウ……コンドハ、ヤクニタッテヨネェ?」 艦娘側の先制の雷撃により戦火を交える前に火力を奪われた同胞を嘲り、足元にて轟沈しかけであった輸送ワ級の頭部を踏み台に宙を駆けだすレ級。 その背を憎悪の篭った一対の瞳が海中から静かに睨みつけていた。 恐るべき力を持ったこの深海棲艦は、しかしこれよりすぐ後――とある海軍提督の艦隊との交戦中に撃破され、人類側に拿捕されることとなる。 レ級「オマエェッ、ダレヲウッテ……ハッ!?ウグッ……」 深い意識不明から覚醒したレ級。飛び起きようとして身体に奔った痛みに、幼さの残る顔を歪める。 その記憶に最後に残った光景は敵からの砲撃の最中、背後から己に刺さった雷撃と――普段彼女が玩具代わりに嬲って遊んでいた潜水ヨ級の歪な哂い。 レ級「クソッ、アノポンコツメ……ソレニシテモ、ココハドコダ?」 毒づいて周囲を見回すレ級。暗く無機質な金属質の室内……まるで牢獄のような重い沈黙に満たされた室内。 そこに据え付けられた、奇妙な椅子(人間の知識でいう分娩台)にレ級は一切の装甲を奪われた全裸の身を拘束されていた。 腰から伸びる太い尾も太い鎖で幾重にも絡め取られ、先端の異形の顎もまた牙を開けぬよう拘束されて濁った呻きを漏らしている。 ??「ふむ、会話の可能な艦船は鬼や姫以外では珍しい……ようこそ海軍鎮守府へ。」 レ級「!?」 部屋の一角にあった金属の扉が開き入ってきた存在、人類――のそれなりに歳を経た男がレ級を不敵な眼差しで見ていた。 男は同類かと錯覚するような感情の宿らぬ瞳でレ級の姿を、反応を、全て逃すまいとするように執拗に観察してくる。 レ級「キサマァ……コレヲホドケッ!」 男「……私は貴艦を拿捕した艦隊の提督でね、当艦隊の任務はやや特殊で……君達の轟沈ではなく捕獲を狙い、生態を調査するのが目的なのだ。」 並の男なら腰を抜かしかねない鋭い視線を投げるレ級の言葉を無視し、淡々と言葉を続ける提督を名乗る男。 その視線は人を見る類のものでなく、まるで解剖台の上の蛙でも見るかのような無感動さを宿していた。 男「貴艦には棲艦に関する情報を提供して貰おう、なに……洗脳が進めば自分から進んで答えたくなろうとも。」 レ級「ナニヲイウカトオモエバ……センノウ!?カンムスノ、オトモダチニナレトデモ?フザケルナ!」 男「そこまでの成果を期待してはいないが、最低でも自我を崩壊させれば飼育や……繁殖の実験が行いやすくなるものでね。」 レ級「ナッ……!?」 想像を絶して非常識な男の発言にさしものレ級も言葉に詰まる。そんな彼女の反応を無視して男が指を打ち鳴らす、と。 壁の一部が持ち上がり、厚いガラスで隔てられた隣室の様子が視認可能になる。更に部屋の一角の伝声管が開かれた次の瞬間。 ヲ級「ヲ゛ッ♥ヲ゛ヲ゛ヲ゛ヲ゛ッ♥♥ヲ゛~~~~~~~ッッッ♥♥♥」 伝声管から耳を突くような絶叫が室内に響く。隣室に姿を現した人影は、ヲ級と呼ばれる女性型の深海棲艦であった。 頭部に棲艦特有の異形が載った女性の容姿である彼女は、一切装甲を纏わぬ姿で罪人用の晒し台のような器具に拘束されている。 兵士「へへっ!でけぇ乳と尻揺らしてアヘりやがって!人間との交尾がそんなに気に入ったか、変態棲艦がぁ!」 ヲ級「ヲ゛ッ♥ヲ゛ッ♥ヲ゛ッ♥ヲヲ゛ッッ♥♥ヲ゛ッ……ヲ゛ヲ゛~~~~~ッッ♥♥」 ヲ級の背後に立つ兵士姿の男がその股間の肉槍でヲ級の股を貫いて獣の交尾のように激しく腰を振っており、行為に合わせてヲ級の豊満な乳房が揺れる。 彼女を嘲弄するような台詞を吐きながら腰を振る男。ヲ級の肉付きのよい白い尻を平手で打つと、彼女は発情しきった悲鳴を上げて仰け反った。 男「彼女は比較的実験の進んだ個体でね。最初は極めて反抗的だったが、投薬と調整を繰り返した結果あの状態を自ら望むまでになっている。」 レ級「ヲ、キュウ……?ナンダ、ナンナノダコレハ……!」 己達が人類の捕食者であると自負しており……その逆の可能性など考えもしなかった彼女にとって、信じがたい光景にレ級は満足に言葉がでない。 兵士「うおぉぉっ、出る!孕め、このオナホ棲艦がぁぁッ!!」 ヲ級「ヲッ……ヲ゛ヲ゛ヲ゛~~~~~~~ッ♥♥♥p」 男が吼えるような声を上げて腰を震わせ、ヲ級の胎に結合部より注ぎ込まれる何か……それはやがてヲ級の膣から溢れ出た白濁した粘液として視界に露わになる。 男が身震いするたび、ヲ級もまた宙に伸ばした舌をヒクつかせ快楽に崩れたよがり声を上げている。その姿には棲艦としての戦意は片鱗も残っていない。 男「この個体もいずれ他の棲艦同様、別の場所にて妊娠経過のデータをとることになるだろう。上級の個体のデータはまだまだ不足していてね、洗脳途中の物も多い――」 男がもう一度指を鳴らせば隣室の窓が閉じた。同時に逆側の壁が開いて窓が現れ、そちらの光景が露わとなる。その部屋にあったものは―― 棲姫「フギュウ゛ゥゥ♥……コノッ、ゲスナ……ニンゲ、ドモッ……ヒュギィィィィィィッッ♥♥」 戦艦棲姫と呼ばれ人類側の艦隊に多大な出血を強いた恐るべき深海棲艦――それが人の手に落ち、責めの限りを尽くされている光景がそこにあった。 彼女に付随していた巨大な異形は接合部からいずこかへ取りさられ、人類女性に酷似した部位が拘束されたままその身に施される凌辱に喘いでいる。 棲姫「ギッ……ン゛ヒィィィィィッッ♥♥……ア゛ッ、ハヘッ……クッスルモノカ、ニンゲンナド……ギ、フギュウ゛ゥゥゥゥゥゥッッ♥♥♥」 天井から鎖で吊られた棲姫の股と引き締まった臀部に各々開いた孔、そこに男根を模した張り型が挿入されて機械仕掛けで出入りを繰り返している。 美しい半球を描く乳房には家畜用の搾乳機がつけられ、いかなる技術か勃起した乳頭より母乳を絶え間なく噴かせて吸い上げ続けていた。 先のヲ級ほど理性を失ってはいないようだが、休むことなき快楽拷問に時折激しい絶頂を迎えて鋭い美貌を快楽に歪ませながら淫声を上げる。 男「彼女と試みた対話からは興味深い情報が幾つか得られた。棲艦の核心に迫る情報はまだ答えさせられてはいないがね。」 兵器としての矜持も何もかも剥奪されて淫辱の限りを尽くされる棲艦を見ながら、なんの感慨もなさそうに進捗を説明する男。 棲姫「ヨーサイッ、ソウコークウボッ……ダレデモイイ!タスケ……ン゛オ゛ォォォォォォォッッッ♥♥♥」 柔肉をゴリゴリと異物で穿り回される強烈な刺激――艶めかしい白い肢体を反らせつつガクガクと激しく痙攣させてアクメに達し、尿道から潮を噴出させる棲姫。 半ば意識を飛ばされつつ更に休む間なく責めを加えられ、再び狂ったような喘ぎを上げ始める――その光景を最後に窓は隔壁に閉ざされた。 男「さて、これより貴艦がどのような扱いを受けるかは理解できたと思う。早めに情報を提供した方が自身のためになるだろうね。」 レ級「ダマレ、イエローモンキーガッ!キサマラゴトキガ、ナニヲシタトコロデッ……」 男「そうかね、どうでも構わないが。」 男は取り出した注射器――鮮やかな緑の液体の詰まった剣呑な雰囲気のソレの針先をレ級の首筋に押し当てる。 レ級「ナンダソレハッ、ヤメ……ガッ!?ア゛、ウ゛ゥァ……」 ツプ、と血の気の無く艶めかしい白い肌を貫く注射針。次いで薬液がそこから体内に注がれ、ジクジクと熱を持った疼きとなって染み込んでくる。 今まで経験したことのない感覚に幼い顔立ちの眉根を顰めて呻くレ級。その呼吸は不規則に乱れ、瞳孔が拡散し始めている。 男「貴艦は極めて耐久性に優れるようだ。初日から促成進行でも何ら問題はあるまい。」 男が指を打ち鳴らすと部屋の扉が開き、金属カートを押した看護婦姿の艦娘――レ級の記憶で加賀と呼ばれていた艦種が入室してくる。 まるで同胞のように精気無い瞳のその艦娘が運んできた台車の上にはなにやら剣呑な気配のする器具が大量に載せられていた。 レ級「ヤメロ!キサマッ!ハナセッ、キットコウカイヲ……」 男「施術開始する。記録作業を。」 叫びもがくレ級。しかし拘束具は軋むだけで外れることはなく、男はレ級の罵りを遮って器具の一つを取った手をレ級の乳房に伸ばす。 紙留めのようなバネで嘴を噛ませるその器具は、レ級の小ぶりな乳房の先端……薬の影響か、硬く尖り始めた突起を挟み込み―― レ級「~~~~~~~~~~ッッ♥」 バヂン、とバネを弾く音と共に嘴が閉じてレ級の乳頭が強烈な力で齧られる。凄まじい刺激がそこから生じてレ級の脳を貫いた。 普段の触覚を何倍……いや何十倍にも高めたような感覚の乳頭、そこへの痛烈な加虐は通常なら激痛を覚えそうなものであるが…… レ級「ンギィィィィィィッ♥……ヒギッ♥アヒィ……♥♥キサマッ、ナニヲシタァ……ッ♥♥」 僅かに感じる痛みとそれを圧倒的量で上塗りする快感が乳頭から溢れ出て、レ級の口元を快楽の喘ぎで震わせる。 レ級の痛覚神経には通常ではあり得ない明らかな異常が生じていた。 男「薬効は順調に出ているようだ、下位の戦艦類で実験したものと同様の成果が確認できる。さて、もう一つ……」 動物実験の経過を見るような無感情な瞳でレ級を視認する男。その手が新たな紙留めを取り、レ級の逆胸の突起を挟む。 レ級「ヤメロ、ヤメッ……フギィィィィィィィィィンッッ♥♥」 先と同じ音と共に逆胸からも痛烈な快感が奔り、勝手に喉が悲鳴を漏らすと共に頭部が背後に仰け反る。 嘴で拉げた乳頭がバネの力で更に押しつぶされて変形し、継続的に耐え難い悦楽を生み出し続けている。 レ級「コレ、ハズセェッ!ボクノッ、ムネェッ……♥オカシクゥッ……ハァ、ハァ……ッ~~~~~~~~~♥♥♥」 男の両手が左右の紙留めを掴み、無造作な手つきで時計周り逆時計周りに捻り上げ捏ねまわす。 拉げられた乳首より激痛にも似た凄まじい快楽が発され、目元から涙が零れ落ちるほどに悶絶させられ悲鳴を上げてしまうレ級。 男「上体には十分に薬液が浸透しているようだ。下半身の状態もデータを取る。」 レ級の足先のない白く艶めかしい脚部を拘束する座席を左右へ割り、開かせた胡座を機械的な動きで観察する男。 先までの乱暴な責めも薬に浸った体には快楽と認識されたか、無毛の白い秘部から覗く肉色の亀裂は雌臭さを放つ液体で潤っていた。 レ級「ヤメロ、ソコハッ……サワッタラコロス、コロシテヤ……」 あらん限りの憎悪を発するレ級を無視しその秘所を指で開く男。肉色の湿った粘膜が外気に晒されて発情した臭いを放った。 その上部で膨らんだ肉のフードを持ち上げれば大豆のような肉の突起――クリトリスが現れ……男はそこに、紙挟みを押し当てる。 レ級「ヤメロッ、ヤメロヤメロヤメ……ピギィィィィィィィィィィッッ♥♥」 ばぢん、バネの弾ける音がして肉豆が嘴に噛み潰される。拉げ潰れた突起から激痛が迸り――直後。 それは暴力的ともいえる圧倒的な快楽の怒涛に呑み込まれ、陰核から脊椎を通り脳髄までを白熱した電撃が貫く。視界が白く染まった。 レ級「ン゛ッギィィィィィィィィィッ♥ギヒッ♥ウギヒィッ♥カヒッ……ハヒィ……♥♥」 極限に反った頭部をガクガク震わせ、瞳を上向かせながら食い縛った口から泡を零し悲鳴を噴出させるレ級。 四肢が拘束具を引き千切らんほどに緊張し、紙挟みに潰された肉豆の付け根の小さな孔――尿道から小便とは違う透明な液体を噴き上げた。 レ級「イギッ……♥オ゛……オ゛ォッ……♥」 半ば意識を極楽の彼方まで飛ばしたレ級が息を荒げて喘ぐ。人類を蹂躙するため生まれた彼女にとっては生涯初である感覚に乱れる思考。 絶頂の波が通り過ぎ、四肢と胴から力が抜けた後も筋が小刻みに緊張してビクビクと震えを起こしている。 男「下位の艦より反応が強いか……個体差か、身体構造が複雑化したことによる適応性の変化か?いずれにせよデータが必要だろう。」 絶頂の余韻に身を震わすレ級の姿に一人納得した様子で薬瓶を取り、開いた瓶の口から掌にドロドロとした溶液を垂らす男。 半透明の溶液で滑る掌がレ級の股……オーガズムを経てより強く発情臭と潤いを溢れさせる雌穴へと伸ばされる。 レ級「ナンダッ、ソレッ……マタヘンナモノッ、ボクニ!?ヤメ……ンニ゛ィィッ♥」 じゅぶり、湿った音と共に溶液に滑る男の指がレ級の媚肉を割り開いて体内に沈み込む。生来経験のない感覚の連続に困惑しながら喘ぐレ級。 指に触れた粘膜から溶液が膣肉に染み込み、痒みとも疼きとも感じられる耐え難い熱をもたらす。 男「先ほど抽入した注射液と主成分は同じだ。粘膜からの吸収をより効率化したものだが、ね。」 レ級「ヒニ゛ィ♥ングァッ……クヒュゥッ♥♥ヤメロォ、ヤメ……フグァァッ♥」 溶液を塗り付けながら媚肉を無遠慮に穿り回す男の指。更に二本三本と挿入される指が増え、狭小な雌穴をかき混ぜながら押し広げていく。 紙挟みに挟まれたままの肉突起も連鎖して充血し、より強く突起に嘴を喰いこませて耐え難い刺激をレ級の脳髄に送り込む。 男「ふむ、やはりどの個体も膜があるか……さて、奥より先にこちらも――」 レ級「ヒッ、ナニヲ……!?ソコッ、チガ……ンヲォォォォォッッ♥」 レ級の雌穴を穿る指とは逆の手が、レ級の小ぶりな尻肉と尻尾の付け根の狭い空間に座する狭小な窄まり――アヌスに突き入れられる。 秘所に続いて肛穴まで抉られ、粘膜に溶液を塗り込まれる刺激にレ級の尻尾が拘束具を軋ませながら跳ねた。 レ級「ソコッ♥ヲ゛ッ♥ヒャメロォッ……ンギッ♥リョーホォナンテェ……フギュオ゛ォォッ♥♥」 何の加減もなく肛穴を穿る男の指。本数が二本三本と増え、同時に前の孔にも指が足されて両の孔へと交互に出し入れが行われる。 腸管と膣壁の薄い肉を挟んで侵入者がゴリゴリと摩れ合う感覚に、震える喉で喘ぎを上げさせられてしまうレ級。 男「さて、下準備はこんなものか。」 レ級「あがぁっ!」 レ級の膣と肛門から手指が乱暴に引き抜かれ、粘膜が体外に裏返りそうな刺激に思わず背筋が仰け反り悲鳴を上げてしまう。 未経験にも関わらず乱暴に穿り回された両穴は侵入者が退いてなおぽっかりと口を開け、充血した粘膜を外気に晒してヒクヒク戦慄いていた。 男「これを使った艦の中には壊れてしまった例もあるが、耐久性に長じている貴艦なら問題あるまい。」 男が手にしたものは厚い黒革製の貞操帯とでもいうべき代物。ただし内側の股と尻の部分に大型の数珠のような、球体が連なった棒が生えている。 男が貞操帯外側の金具を何やら操作すると、数珠棒は甲高い駆動音を立ててその全体を目茶目茶な動きで揺すり始めた。 レ級「ナ、ンダ……ソレ?ソレヲ、ドウ……!?マサカッ!オイ、ジョウダンダロウ!?」 その用途に気付くとさしものレ級も白い面皮を怯えに彩らせ、逃げ出そうとするかのように拘束具を軋ませる。 しかしその小柄な細身が自由になることはなく、数珠棒の先端が各々レ級の前後の孔へと押し当てられる。次の瞬間、男が掌に力を籠め―― レ級「―――――――――ッッ!?」 ぶぢぃ、と何かが引き裂かれる音を幻聴するレ級。貞操帯との接合部まで数珠棒がレ級の体内に埋まり、結合部から鮮血が伝う。 まるで鉄柱が体内へ捻じ込まれたように錯覚する拡張感と共に性器が奥まで抉じ開けられ、あまりの衝撃に悲鳴が声にならない。 男「鎮守府の技術開発で実用化にこぎつけた装置だ。これを洗脳に投入してから要する期間が相当短縮されている……では始めよう。」 貞操帯両脇の金具が腿の上で閉じて股を完全に革で覆い隠された。紙挟みで挟まれた陰核が小窓から露出する以外は完全に生地の内に閉じ込められる。 そして……逃げ場なく根本までレ級の体内に埋め込まれた2本の数珠棒、その操作部を男の指が無慈悲に捻った。 レ級「ッッ~~~~~~~~~……ヒギュア゛ァァァァァァァァッッ♥♥♥」 先同様、駆動音を立てて踊り始める数珠棒……ただし今度はレ級の体内で。指より遥かに太く硬く凹凸激しい器具が無防備な性器内で暴走する。 薬物に浸り切り、神経を極限に尖らされた肛膣にはあまりに苛烈すぎる刺激。耐えきれずレ級はあらん限りの声で悲鳴を上げる。 男「まだ外部刺激に対する知覚処理には拡張の余地があるか……ふむ。」 極めて冷静に男はレ級を観察すると、彼女を拘束する分娩台の背から据付の金属製の腕を幾つか引っ張り出す。 腕の先は掌の代わりに所謂マッサージ器になっており、男は機械腕の先をそれぞれレ級の恥部を摘まむ紙留めへ連結するよう固定した。 レ級「ウギィィィィッッ♥コレェッ、トメ゛ッ……ドメデエ゛ッ♥ゴワレリュッ♥♥ボクノアタマオガシグッ……」 会う者全てを嘲弄する笑顔を浮かべていた幼い容貌。それを強烈すぎる快楽に余裕の片鱗もなく歪ませて喘ぐレ級。 その姿を見ながら男は機械腕の先を駆動させるスイッチを押す。直後、強烈な震動音と共に機械腕が駆動を始め…… レ級「ッ♥ッ♥ッ♥ッ♥ッッ~~~~~~~~♥♥♥」 陰核と両の乳頭を挟んだ紙留めが強烈に震動を始める。3つの性感突起を目茶目茶に引かれ捻られ抓られる強烈な刺激に悶絶するレ級。 その全身が極限まで仰け反り、全力で噛みしめられ泡吹く口元から言葉にならない絶叫を上げてオーガズムに達する。 レ級「ッッ~~~~♥♥ドメデッ♥ムリ゛ッ♥イゲナイ゛ッ♥モオ゛イケナ゛……ン゛ギイ゛ィィィィィィッッ♥♥」 絶頂を迎えて極限に緊張する性器と勃起した性感帯。しかしその間も機器は一切加減をすることなくレ級に快楽を注ぎ続ける。 絶頂している間に絶頂に押し上げられ、連続して絶頂しているのか大きな絶頂が続いているのか分からなくなるレ級。 レ級「イ゛ッタア゛ッ♥モオ゛イッタガラア゛ア゛ッ……ギヒィィィッ♥イグイグッ♥マタイッギュウ゛ゥゥゥゥゥゥッッ♥♥♥♥」 オーガズムの天井を更に突き抜けた法悦に押し上げられるレ級。瞳は白目に近いほど反り返り、涙・涎・汗……自身の垂れ流した体液で顔を汚しながら悶える。 痙攣する舌を口腔の外にだらしなく伸ばして余裕の一片もなく絶頂感に泣き咽ぶその姿には、かつての恐るべき超兵器としての面影は片鱗も無かった。 男「では所定通り引き続きデータをとるよう。絶命、精神崩壊などの異常についてはマニュアル通りに。」 レ級「マッデッ♥ダジュゲデッ♥オネガヒッ♥ボグッ♥ゴワレル゛ッ♥ゴワレ゛ッ……~~~~~~~~~ッッ♥♥♥」 無言でカルテに記入を行っていた加賀に指示をだし、背後で上がる絶叫に寸分も意識を向けることなく部屋をあとにする男。 男へと頷きカルテへの記入を再開した加賀と、狂ったような嬌声を上げ続けるレ級を残して室外への扉が閉ざされる。 所定の時間を過ぎて男が戻るまで……いや或いは戻ってきたその後もこの絶え間ない悲鳴は続けられるのだろう。 深海棲艦と人類との戦争の末期に存在したと言われるこの施設。 そこで得られたデータと鹵獲された棲艦のその後の用途は、戦後公開された資料には一切記述されていない。 +後書き 325 :名無しさん@ピンキー:2014/03/26(水) 00 57 49.54 ID 7N7rAf1o まずは最後までのお付き合いありがとうございます。ハートマーク出すのに失敗してる……アルェー? さておきレ級鹵獲はよ。っていうか深海棲艦鹵獲はよ。という妄想を爆発させてみましたごめんなさい。 レ級ちゃんは自分の無双ぶりに有頂天になってたら思わぬ足のすくわれ方しそう。むしろされて。 あの超耐久性をもってすればこんな感じで一週間くらいブッ続けでイかせても平気なんじゃないかなレ級。 まあそもそもどうやっても捕まえられそうにないチート艦ってのはおいといて。捕虜虐待は世の提督半分くらいの夢ですよね。 またいつか新作投下できたらなーと思います。今後ともよしなに。ではこれにて失礼。
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868 :名無しの紳士提督:2015/01/27(火) 21 16 53 ID mjbcI8BU 艦娘「新たに鎮守府に着任した…なんで深海凄艦が!?」 提督「あ~彼女たちは害ないから安心していて」 加賀「秘書艦は譲れません!」 空母凄姫「提督ノ隣ハ譲レナイ!」 二人「(バチバチバチバチ)」 提督「ほっぽ、ひざ上に乗っていると仕事出来ないから、どいてくれ」 北方凄姫「ヤダ!提督!遊ベ!カマッテ!本読ンデ!」 提督「後でしてあげるから、いい子だから」 北方「イヤー!(駄々こね)」 提督「あ、こらレ級!俺のお菓子喰うな!」 レ級「エーイイジャナイ!ソノカワリ提督ガ私ヲ食ベレバイイジャナイカ(ドヤ」 提督「なんでそうなる」 駆逐凄姫「提督・・・月ガ綺麗デスネ」 提督「ああ、月見酒もいいけど、なんでひざ上にのっているのかね? 駆逐「温カイカラ提督ノ膝上ガ好キナンデス」 提督「まあいいか…」 ヲ級「ヲ、ヲヲヲヲヲ、ヲ」 提督「一緒に寝よう?書類たまっているからまた今度ね」 ヲ「ヲ…(シューン)」 港湾凄姫「(ムニムニ)」 提督「あの、港湾さん、なして胸を押し付けてくるの?」 港湾「コウスルト、提督ハ喜ブッテ聞イタ」 提督「いや、うれしいけど時と場所考えてね」 横島気質な為か深海凄艦達が屯する鎮守府とかありじゃね? これが気に入ったら……\(`・ω・´)ゞビシッ!! と/
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597 :6-632:2014/02/18(火) 16 55 17.34 ID wenPwa4b 7-462の続き響視点。 7-462にて提督が帰国した後の場面以降。本当に気分を害する描写を出します。 なお、表現としては資料を基に記載しておりますが、一部事実とは異なる部分もございます トラウマやPDST(心的外傷後ストレス障害)をお持ちの方は、病状を悪化させる恐れがあります。 また、その他のメンタル系の疾患を患っておられる方も、病状を悪化される可能性がありますので、 ご注意をお願いします。 一応リョナに分類されちゃうのか?これ。良くわからないけど。 軽めの適応障害ぐらいなら、多分大丈夫。だって書いてる奴が復職して1カ月以内に書いてるから ********************************************************************************* 今度、このロシアのソチ地区でスポーツの祭典が行われるらしい。 私は“彼”に会うためにあらゆる手段を講じ、ロシアへ誘致した。 もちろん“あらゆる手段”には、性的なものも含まれ、“彼”に会えない寂しさを紛らわしたいという 欲求もあり、好きでもない指揮官に抱かれたりもした。 「司令官、こんなところまでよく来てくれたね」 長い間会っていなかった彼。でも全然変わっていない。 やっぱり大好き。1日だって忘れたことはなかったさ。 私は、長旅で疲れたであろう彼を宿泊施設へ連れて行き、部屋に通した後シェフに無理を言って 厨房を借りた。 いつも寒い日に彼に出していた。ボルシチを作るために。 「寒かっただろう?私が作ったボルシチだ。飲んでほしい」 彼に、私が作ったボルシチを手渡した。 長い期間彼にボルシチを作っていなかったから、味が心配だった。 「おいしいかい?」 心配だったがゆえに、聞かなくていいことを聞いてしまった気がする 「もちろん。世界一美味しいよ。響」 安心した。それに“ヴェールヌイ”になった今でも、昔の。ううん。彼にそう呼んでほしい響の名前で私を呼んでくれた 「スパスィーバ」 彼は久しぶりに頭を撫でてくれた。 長い長い間待っていたこの瞬間。 あの日。彼から私のロシア譲渡の話を聞かされ、私は頭が真っ白になった。 彼は私に抱きつきながら 「ごめん。何で響なんだよ。大好きなのに。愛してるのに、お前を守れなくてごめん」 そういって大粒の涙を流していた。 私も泣きたかった。泣いてあなたと離れたくない。ずっとここにいたいと駄々をこねたかった でも、そんなことで彼を困らせたくは無かった 寂しさを押し殺しわざと凛とした表情を作り 「そうかい。で、日本にはいつ、司令官の元にはいつ帰れるのかい?」 相当と彼はごめん、ごめんと繰り返し、その度に私をきつく抱きしめて涙をながしていた つまり、日本には。大好きな彼の元には二度と帰ることができないと私は確信した。 その夜。私は彼と交わり、彼の事を心と体に刻み込んだ 私がロシアに着任し、ヴェールヌイの名と共に新しい制服が支給されてから毎月彼に手紙を出した 何だか思い出が走馬灯のように走った瞬間。大事なことを思い出した 「司令官、今日は夜の会場警備があるから、これで・・・・」 彼を呼ぶた為に私がとった行動。それは今の指揮官に抱かれることだけじゃなく どんな時間であっても、彼に逢えたら会場の警備をする。と言うものだった。 こんな寒い夜。嫌がらせのような時間を指定されてしまっても、拒否はできなかった。 私は、会場の警備に勤しんだ。中で歓声が沸き起こる。どうやらどこかの国の選手が 世界最高峰のメダルを獲得した瞬間だったようだ。 そんな時、突然指揮官がやってきた。 指揮官は小声で 「そこの茂みに行くぞ」 と言い私を茂みに連れて行った。 突然指揮官が私の乳首をつねってきた。数々の行為で一番の性感帯となっていた乳首を弄られ甘い声が出てしまう その声を合図に指揮官は私の服を脱がせると、乳首にむしゃぶりついて来た。 舌が乳首に当たるたびに体中に電撃が走り。体が熱くなってゆく。 指揮官の出が私の性器をまさぐる。クリトリスを刺激され、膣に指を入れられ動かされる 「寒くはないのか?」 イヤらしい笑顔を向け指揮官が聞いてくる。 私は、“彼がいなくて寂しい”と指揮官に訴えたところ“こう言えば寂しくなくなるよ”と教え込まれ 抱かれるたびに言っていた、いや、言わされていた“いつものセリフ”を口に出す 「ああ、同志がこうして私を温めてくれている。私は幸せだ」 それを聞くと指揮官の指は私の膣内の一番敏感な部分を攻めてゆく 気持ちよさには勝てず、甘い声が幾度となく漏れ、自ら腰を振ってしまう 突然、指揮官はニヤっとした卑猥な笑みを浮かべてなおも聞いてきた 「あのヤポンスキーにしてもらうよりもか?」 私は一瞬今までの体の熱さ、疼きを忘れるほどに冷静になってしまった 彼に、司令官にしてもらった方が何十倍。何百倍気持ちよく、幸せな時間を享受できた。 本心はそうだった。『お前にされているより、圧倒的に幸せだ』そう言おうとするも 指揮官が言ってきた意図や背景にある感情を察知し、教科書通りの回答をする 「あぁ、同志にされていた方が幸せだ」 言ってしまった。言わされてしまった感もあるが言いたくないセリフだった。 これを言ってしまう、彼の居ない寂しさを紛らわすというよりも、その寂しさを上書きするように 指揮官からの快感を刷り込まれてゆく。たとえそれが本心ではなかったとしても 彼への思いを否定させ、自己嫌悪に陥れ。そこで快感を与える。 立派な洗脳ではないのか? そう、ぼんやり考えながら指揮官のペニスを口に含んでいると、突然のどの奥までペニスを突っ込んできた じゅるっ、じゅるっ 突然の出来事に抵抗できず、喉を守るかのように唾液があふれる。 その唾液がペニスに絡みつきいやらしい音を出す。 苦しいがなおも指揮官はペニスを突き入れてくる。 これが愛のあるフェラチオ、ディープスロートだと言うのか?こんな無理やり そのまま指揮官が体制を変えると、私のクリトリスや膣口を舐めてきた こんなに嫌々でも体は快楽を覚えており、私に甘い声を出させる。 言いたくもないのに、ほしくもないのに体は目の前の男のペニスを欲し、声を出させる 「早く欲しい・・・・。同志のおちんちん。早く入れて」 「そうか、そうか。よしヴェールヌイ。挿入してやる」 なおも、指揮官はイヤミな笑みを浮かべて私に問いかける 「何なら、ヴェールヌイが呼んだヤポンスキーをここに呼び出して、見せつけてやろうか?」 そんなの絶対にいや。強く拒否をしたいが、酷いことをされたくないのであえてやんわりと拒む 「さすがに、それは恥ずかしい」 ニヤニヤした目の前の男のペニスが私の中に入ってくる。 体内が熱く、そしてその形がはっきりとわかる。 腰が振られ、子宮口にペニスがコツコツあたると全身に快感が駆け巡る 「あぁ・・・幸せだ」 時折口からもれる言葉、もう私はしっかりと洗脳されてしまっているのではないか? そのセリフを聞き、目の前の男は勝ち誇ったかのように私の名前を叫ぶ 「ヴェールヌイ!ヴェールヌイ!」 どんどん腰の速度が速くなり、子宮口に幾度となくペニスが当たり私に快感をもたらしてくる 「ヴェールヌイ!このままイクぞ!」 指揮官のペニスがもう限界と言わんばかりに私の中で大きくなり、腰の動きがさらに早くなる 「え、そ・・・それは」 私は、今日は危険な日。こんな日に避妊もされず、出されてしまったら・・・。 不安な表情が顔に出る。でもあからさまな拒否ができないのは、 心ではなく『体』がリスキーな快楽を求めているのか『女としての本能』が妊娠を望んでいるのか それとも洗脳のお蔭か ペニスが子宮口に当たる。なおもペニスはさらに奥へ入ろうとする。限界まで大きくなっていた男のペニスが 軽く痙攣する。 次の瞬間、男のペニスは大量の精液を吐出していた。危険日の子宮に精子をたたきつけるかのように 「あっ・・・。出てる、同志のが・・・・。中に・・・・」 息を整える間もなく声が出てしまった。望まない妊娠への恐怖からか声はかすかに震えていた 「幸せか?ヴェールヌイ」 卑猥な笑顔で聞いてくる指揮官。今日が危険日だと知っての計算ずくの行為だったのだろうか 私は、条件反射でうなづくだけだった 目の前の男はペニスを私から引き抜いた。 結合していた部分からは目の前の男の毒液があふれてくる。 それをまざまざと目にした私は、大好きな人以外の子供を身籠るかも知れない恐怖と 本当に心も体も犯されてしまった悔しさ。自分の置かれている『賠償艦』という立場を呪うきもちと 色々な気持ちが混ざり合い、せめぎ合い。体を震えさせる。涙もあふれてくる ガサッ 何か音がしたのできにな見てみたら、『大好きな彼』と目が合ってしまった どこから見られていたのだろうか、いやそんなことよりも 汚された、汚い自分を見られた方がショックだった。 それに、彼の元にいたときは繋がるときに、一つになるときに「危ない日だから」と告げると 「そうか、俺も響を悲しませたくないし、二人の赤ちゃんにはまだちょっと早いからな」 と必ずコンドームを付けてくれた。そんな優しい彼の子が欲しくて欲しくてたまらなかったのに こんな異国の地で配慮も、遠慮も、優しさの欠片もない『クズ』のような指揮官の 子供を身籠るかも知れない恐怖。そしてそんな自分を彼が受けいててくれるはずがないとの想いもあり 警備の時間。ただただ涙を流しているだけだった。 数日後ソチ地区でのスポーツの祭典は幕を閉じた。 私にとってそれは彼とまた逢えなくなるという符号にすぎなかった またあの寂しい気持ちとの戦い。憂鬱な日々の再開 彼が日本に帰る日、私は空港まで見送りに行った 「司令官。お疲れ様。暁や雷・電とか皆に私は大丈夫だと伝えて欲しい」 そう気丈にふるまった。 でも本心は、このままここにいて欲しい、いや今ここで私を誘拐して日本に連れて帰って どれだけ気丈にふるまっても気持ちが顔に出てしまっていたらしい 彼はいつもみたいに頭を撫でてくれた 「あぁ、約束するよ。必ずお前が元気だと伝えるさ“ヴェールヌイ”」 やっぱり、か やっぱりこんな汚い私は彼に拒絶されてしまった。もう“響”とさえ呼んでくれない 「え?あ・・・・。あぁ、司令官すまない。こんな事まで甘えてしまって」 彼に拒絶された絶望感からか、私は力なく答えてしまった。 拒絶されても大好きだという気持ちに変わりはなく、彼の乗った航空機が離陸し、点になるまで見送った これ以降私は彼に手紙を出さなくなった。何を書けば良いのかわからない、彼にこれ以上拒絶されたくなかったから それから数か月後 やはり妊娠していた。 その事実を指揮官に告げると突然、殴られた。 「ヴェールヌイ。何を勝手に妊娠してるのだ!!どうせあのヤポンスキーの子だろうさっさと堕ろせ」 私は何回も彼とは行為をしていない。いや、できないようにスケジュールを組んだのは同志ではないか、 同志としか性行為をしていないと何度も何度も説明してもその度に殴られた。 確かに大好きな彼の子ではない。 望んだ子ではない。 けれども日に日にお腹のなかで大きくなっていく命。私の子供。 嫌いになれるはずはなかった。むしろ今では彼に受けいてられなくてもいい。 私一人でもこの子を育てるという気持ちが強くなっていった。 できれば、彼の子じゃないけど、彼と一緒に暮らして、彼の子も身籠りたいという欲はあるのだが しかし、そんな私の気持ちもやはり『アイツ』に踏みにじられた 私は突然軍医に呼び出しを食らった。 この子の定期検診かとも思ったが様子が違う 寝台に横になり、軍医が膣に手を入れると何かを検査しだした。 チラと並んでいる器具を見てしまった 『ハサミ・ハンマー・ドリル・掃除機のような怪しい物体そして注射器』 軍医は指揮官に何かを告げる 指揮官は高らかに宣告した 「これより、同志ヴェールヌイの堕胎を開始する。軍医殿頼むぞ」 何も聞いていない。 罪もも無いこの子を何で殺すの? どうして、私の意志は? そんなことは完全に無視をされて淡々と準備が進んでゆく 「同志、いやだ。同志には迷惑をかけないから。産ませてくれないか?」 私は懇願した。しかし、やはり指揮官は私の事を殴ってきた 「お前は艦娘だ。そんな身では敵は倒せぬ。」 そう大声を張り上げた。 軍医が私に注射を打つ。どんどん下半身の感覚がなくなる。意識もまどろみはじめた。 軍医は私の膣にハサミを入れると、子宮口をこじ開ける お腹の中の子は意志を持っているように暴れる。ハサミから逃げようと必死に羊水の中でもがく 「お願い・・・。やめ・・・。」 私は混濁する意識の中必死にこの子を殺さないでと懇願する。 しかしそんなものは無意味だった。 ハサミが私のお腹の子を捉えると、真っ先に胴体と腕、足を分断する。 もう、私の子は動かなかった。ポロポロと涙が零れてくる。 軍医は容赦なく、ハサミで私の子だったモノを解体してゆく。 掃除機のような怪しい物体が膣内に挿入されると、赤黒い液体をすいだしてゆく。 ある程度それを吸い終えると、ドリルらしきものとハンマーらしきものが膣内に入ってきた 私のお腹の中に最後に残ったものを解体してゆく バキっ、ゴリゴリゴリ。 お腹の中から聞きたくもない音が聞こえる。 再び掃除機のような物体が残ったそれを吸い出す。 私の意識はここで途切れた。 その後私は原隊から除隊し、名前もデカブリストと名乗りロシアで着任したばかりの艦娘を教育する仕事に就いた この教導隊に着任した時、校長は私の経歴すべてを知っていて、つらい記憶を持つ「ヴェールヌイ」を 名乗らなくて済むようにしてくれた。 生徒達には私と同じ苦しみを味わってほしくなかったから私はわざと厳しく指導した。 「デカブリスト、次の訓練だが非常に危険なものだ。」 突然校長は私に告げる。 訓練の内容はこうだ。私を仮想敵艦として総攻撃をかける訓練。実弾は使わないが、負傷する危険性が高いと説明を受けた 「校長。少し甘えていいかい?」 私は、校長に少しだけ甘えた。 使うのは実弾にしてくれ。もしそれで私が沈んだら、彼にこの手紙を渡してくれるよう頼んだ。 「そうか、ヴェールヌイの時の苦しみを知っているから、俺は反対しないが、良いのか?生きていれば」 「ふっ。貴方ならわかってくれるはずだ。私は、もう響として彼の横に立つ資格は無い。だから、せめて」 彼は目を細めて呟いだ 「チンジュフに居る、デカブリストがヒビキと名乗っていた時の士官で良いのだな。検閲はさせてもらうが」 私はその通りと答えた 「もし、デカブリストが良ければだが、何か君が身に着けていた物も贈ると良い。ニホンにはカタミという風習があると聞く」 私は大好きな彼の部下だった時代の。第六駆逐隊時代の服を一緒に託した。 「ロシアの士官を代表して、今までの行いを謝罪し、確実にチンジュフにこれを届ける」 そう私に最敬礼をしてきた。 「すまない、ロシアでは本当に世話になったね。響もヴェールヌイも。今の私も、全部、私だ」 それだけ言って訓練に出撃した。 新人が飛ばした偵察機が飛んでくる。 私はすかさず対空戦を展開。あっさり撃ち落とす 砲撃戦。私はよけはしなかったが次々と弾はそれてゆく。 生徒に、後輩に激を飛ばす 「そんな撃ち方じゃ、守りたいものなんて絶対に守れない。もっと良く狙うんだ!」 そう、弱ければ何も守れない。大好きな人との時間も、自分の気持ちも 軽空母による航空戦力。この編隊、龍驤のそれと同等かそれ以上か。 艦載機の狙いも悪くはない。しかし、まだ爪が甘い 「空母は艦載機の指揮もしっかりしないと。今のままではだめだ!」 会えて憎まれ役を買う。 彼女たちが私のように成らないことを切に願いながら 雷撃戦 優秀な新人の放った魚雷が直撃コース。 私は逃げも反撃もせず。その魚雷を全身で受け止めた。 訓練は終わった。教え子たちが駆け寄ってくる 「教官!デカブリスト教官!!」 彼女たちの声がだんだん遠くなる。 私は今までの事を思い出しながら、たった一言 「すまない、司令官」 と口にして、冷たい海の中に身を預けた。